「トッキュウジャー」ヒロイン・梨里杏が語る女優への思い、そして20歳の素顔に迫る
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「スーパー戦隊シリーズ」第38作目となる「烈車戦隊トッキュウジャー」。本作でトッキュウ3号のミオを演じているのが女優・梨里杏だ。劇中のミオは、さっぱりとした性格で、トッキュウジャーのお母さん・お姉さん的な存在だが、果たして実際の梨里杏はどんな女性なのだろうか…。女優という仕事への思いや、彼女の素顔に迫った。
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日曜の朝、親子の楽しみとして定着している「スーパー戦隊シリーズ」。近年はさまざまなメディアミックス展開によって、幅広い層からの注目度も高くなっているが、梨里杏は「放送が始まって2ヵ月ぐらいたちますが、ロケ中にお子さんばかりではなく、大人の方にも『トッキュウジャーだ！』って声を掛けていただいたり、連絡を取っていなかった友達から連絡がきたりすることが多くなりましたね（笑）」と反響の大きさを実感しているという。
男勝りでさっぱりとした性格、トッキュウジャーのお姉さん的存在というミオ。ショートカットで快活なイメージの梨里杏とは印象が被る。「仕事に関してストイックだったり、負けず嫌いだったりする部分は同じかな。あとは人のしぐさや行動をけっこう見ていて、ちょっとした違いにも敏感ということころもミオちゃんと似ていると思いますね」。一方で全く違う部分もあるという。「私はとても怖がりなので、ミオちゃんというよりは（トッキュウ5号の）カグラちゃんに似ているかも。本当に怖いのが苦手なのでそういう状況になると『怖い、嫌だ！』ってなっちゃいます（笑）」。
「怖がり」の梨里杏は、3月に公開された映画『絶狼 ＜ZERO＞ ‐BLACK BLOOD‐』では激しいアクションに挑戦している。「高いところが苦手なんですが、ワイヤーで飛んだりするシーンがあったんですね。初めてでどういう感覚かわからない恐怖はありました。でも雨宮慶太監督や金田龍監督から『アクションでも気持ちを大事に』というアドバイスをいただき、私が演じたユナの背景を考えながらチャレンジしたら、自然と怖さが消えたんです」。
さまざまな役柄を経験し、女優として着実にステップアップしている印象を受けるが「私自身が、これまでドラマや映画、舞台を観て、すごく励みになったり助けられたりしたことがあったんです。だから自分も、色々な人に勇気や元気、楽しみを与えられるような存在になりたいなって。女優はこれからも一番大切にしていきたい仕事です」と強いまなざしで目標を掲げた。
多感な時期に、映画やドラマからさまざまな影響を受けたという梨里杏だが、中でも高校生のときに夢中になっていた「花より男子」は強く印象に残っている作品だと言う。「恋愛ドラマという意味でも、単純に観ていてキュンキュンしちゃうのですが（井上真央演じた）牧野つくしちゃんが、健気で一生懸命で、とても強いじゃないですか。すごく感情移入できるし、私自身もいろいろな部分で励みになりました」。ドラマにドキドキしていた少女は、現在、女優として憧れの存在と共に夢や希望、勇気を与える立場となった。「目標というか、好きな女優さんはたくさんいます。最近では尾野真千子さんが好きです。『あーわかる！』ってすごく共感して感情移入しやすい演技をされているので憧れますね」。
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