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『花子とアン』で注目の窪田正孝、尊敬する先輩・山田孝之の魅力を語る

映画

 実力派俳優やカメレオン俳優といった称号にふさわしく、圧倒的な存在感でウシジマ役を演じる山田孝之。事務所の先輩でもある山田の存在は、「尊敬する俳優さん」と言うほど、窪田にとって大きなものだ。「孝之くんは、そこにいるだけで絵になってしまうんです。もともと持っている器量なのか、役者としてのそれなのかわからないですが、今回、現場でご一緒してそのことをひしひしと感じました。孝之くんは、撮影の合間には隅っこでピコピコとゲームをやっているんですよ(笑)。それが本番となると、スイッチが入ったようにウシジマになる。そのギャップがまた、孝之くんの魅力なんだなぁと」。

 ウシジマを中心に、金に絡んだ人間の業をまざまざと見せつけられる本作。窪田の内面にある“欲”は何だろうか?「10代後半くらいの時は、現場にいても『こうやったら絶対に面白いぞ』とか、そういう気持ちが勝ってしまい、生意気なクソガキだったなと(笑)。周りが見えていなかったんです。 それは、麗のトップに上り詰めたいという欲と似ているのかなとも思います。年齢を重ねるごとに、『作品は監督のもの』という意識が芽生えて。それは若い頃と違って、気づけたこと。気づけたことで、自分も変わることができたと思います」。

 「今は、目の前のことを一つ一つやるだけ。それがずっと続いていけば、良いなと思います。何年後になるかわかりませんが、海外の現場にも行ってみたい。海外の役者さんと芝居をしたら、どんな感じになるんだろうって思うんです。まだまだ、下積みを重ねてからですけどね」と、どこまでも真摯に役者道を邁進する窪田。仕事以外での“欲”を聞いてみると、「海外にリフレッシュに行きたいです。オーストラリアのエアーズロックに行って、石のパワーをもらって帰ってきたいですね」と、25歳らしい笑顔をのぞかせてくれた。(取材・文・写真:成田おり枝)

 『闇金ウシジマくん Part2』は5月16日より全国公開。

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