剛力彩芽、一番のライバルは「自分自身」 ポジティブに生きる秘訣を明かす
あらゆる能力をもった面々が登場する本作。剛力にとっての、秘めたる能力は? と聞くと、「私、晴れ女なんです。自分が外でやるイベントや握手会はほとんど晴れているんです」と嬉しそうな笑顔を見せた。いろいろな世界に飛び込み、仕事を心から楽しんでいる印象があるが、「いまだにバラエティや、イベントも緊張してしまうんです。でも楽しみにしてくださっている方がひとりでもいれば、やっぱりきちんとやりたいと思う」と強い眼差しを見せた。
新たな世界に挑む時には、もちろん不安もよぎるという。どのように立ち向かっているのだろう。「私は、表に出てしまえば、楽しんだもん勝ちだなと思っていて。自分がまだまだ慣れていないことに挑戦する時は、やってみなければわからないし、終わった時に『楽しかった』と思えるようなお仕事にしたい。いつもそう、思っています」。
また本作では、プロフェッサーXとマグニートーという、宿命のライバルの関係性も見どころだ。剛力には、励みとなるようなライバルの存在はいるだろうか? 「私はあまり、周りにライバルを作ったことがなくて。かっこいいことを言うわけではないですが、やっぱり自分自身なのかなと思います。昔の自分と比べる必要もないと思いますが、お芝居を始めた頃は、いろいろと勉強したり、研究していたなと思うと、今は努力を怠ってしまっているかもしれないと感じたり」と、頑張ってきた自分が一番のライバルのようだ。
最後には、「今までの自分より、背伸びをして大人っぽく意識して演じました。新しい一面を見せられたらいいなと思っています」とアピールしてくれた剛力彩芽。キラキラとした前向きオーラを放ち、彼女の周囲は笑顔にあふれていた。この周囲を巻き込む明るさこそ、一番の彼女の能力かもしれない。(取材・文・写真:成田おり枝)
『X‐MEN:フューチャー&パスト』は5月30日より公開。