鈴木砂羽、初監督作に自信「120%引き出せた」主演女優の“こけしフェイス”が魅力

94年に高橋伴明監督の『愛の新世界』で衝撃的なデビューを飾り、それから20年を経た今では女優としての活躍は当然のこと、バラエティなどでもさっぱりとした性格で存在感を放ち、支持を受ける鈴木砂羽。現在42歳の鈴木が、初めて監督に挑戦!CS 放送女性向けエンターテインメントチャンネル女性チャンネル♪LaLa TVにて放送される、ジェーン・スー原作のシリーズ『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社刊)の、1タイトル3編のメガホンをとった彼女の本音に迫る。
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「とにかく川村さんがステキなので、そのあたりを楽しみにしていただければ」と鈴木。ここでいう川村とは、主演を務める、お笑いコンビたんぽぽの川村エミコのこと。アラサー、アラフォーの未婚女性たちのさまざまな姿を映し出す本シリーズから、"彼の趣味の領域に詳しすぎる"女を演じる。
「こういう人っていると思うんです。プロレス、サッカー、野球、なんでもいいんですが、彼よりもすごく語っちゃう人。それを今回は"お笑い"にして、"さまぁ〜ず"愛が強すぎるために起こってしまう悲劇をコメディテイストで描きました」。
川村の起用は、お笑いについて一言ある人がよかったため。だから芸人で、かつお芝居のできる人を求めた上で決定した。さらに「頭の中ではこういうことを考えているけれど、顔には出さない形にしたかった」とも。「そうすると、川村さんのこけしフェイス(川村はこけしマニアとしても有名)が非常にいいなと思って(笑)。オファーしたら快諾してもらえたんです」。
「川村さんの魅力は120%引き出せた」と胸を張る鈴木。初監督ではあるが、ポッと出た話に乗っかった話題作りのためだけの監督業ではない。鈴木はもともと監督への興味が強かった。「日頃、自分が演技をしているときに、演出脳というか、演出家目線で考えている自分を感じていたんです。だから、今回のお仕事は渡りに船というか、嬉しかったですし、実際に監督業をやらせていただいて、本当に楽しかった」。