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菅田将暉、笑いをこらえる現場は「身を削る思い」城田優や佐藤二朗のアドリブに困る

映画

菅田将暉、初参戦の福田雄一監督作『明烏 あけがらす』で“笑えない”洗礼を受ける
菅田将暉、初参戦の福田雄一監督作『明烏 あけがらす』で“笑えない”洗礼を受ける クランクイン!

 ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズ、映画『HK/変態仮面』などで知られる福田雄一監督の最新作『明烏 あけがらす』は、ホストクラブを舞台にしたワンシチュエーション劇。役者がガチでぶつかり合うというシビれる現場だが、城田優や佐藤二朗、ムロツヨシらを向こうにまわし、アフロヘアのクズ野郎を演じた菅田将暉は、確かな爪痕を残した。撮影期間わずか6日間、役を咀嚼(そしゃく)する合間もない中で、菅田はいかに現場を乗り切ったのか。

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 本作は、東京・品川のホストクラブ「明烏」を舞台に、12時間後に迫る1000万円の借金返済に追われる売上最下位のホスト・ナオキ(菅田)と、ひとクセあるホスト仲間や女性客らがハチャメチャに絡み合うアドリブ満載の爆笑コメディ。城田、佐藤、ムロに加え、ナオキを追い込む借金取りの新井浩文や、福田監督が惚れ込んだという紅一点・吉岡里帆など、個性派俳優が大挙出演し、笑いのバズーカ砲をぶっ放す。

 福田監督の作品に出演するのが夢だったという菅田は、「映画やドラマは全て観ていますが、とくに『モンティ・パイソンのスパマロット』(舞台)の衝撃が大きい」と明かし、意外と早くチャンスがめぐってきたことに歓喜したという。だが、実際に現場に入ってみると、予想以上にシビアな現場で、最初はかなり戸惑ったという菅田。

 「撮影期間はわずか6日間、作り込んでやれるわけではないので、役者としての底が見えてしまう。しかもナオキは、ほぼリアクション芝居なので、相手に合わせて反応しなければならず、引き出しを作っている暇もなかった」と吐露。さらに、「正直、受け入れる体勢ができてから現場に入りたかったけれど、逆にその危うさがナオキには必要だったんですね。“笑い”に関しては真摯(しんし)に向き合いました。皆さん、アドリブで攻めてきましたが、僕だけは台本に忠実でしたよ」と舞台裏を明かしてくれた。

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