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菅田将暉、笑いをこらえる現場は「身を削る思い」城田優や佐藤二朗のアドリブに困る

映画

 アドリブといえば、福田組である佐藤とムロ。「この2人のアドリブ合戦を客として観られないことがくやしかった。撮影をしているので、いくら面白くても、その場で素直に笑えない。佐藤さんとか、わざと笑わせにくるんだけど、そんなときは脳を切り替えて、“ちゃんとやろう!”と自分に言い聞かせる。ただ、自分の神経に逆らうわけですから、身を削るような思いでしたよ」と述懐。城田のブレーキの効かないアドリブにも困ったという菅田は、まさに笑いをこらえるという荒修業に放り込まれたわけだ。

 ホスト指名最下位をぶっちぎる借金まみれのクズ野郎、ナオキというキャラクターは底抜けにダメな男だが、どこか憎めない愛嬌がある。それは全て、菅田のとことん真面目に演じるがゆえの滑稽さ。「僕の夢は、おじいちゃんになったときに、アフロヘアで孫にお年玉をあげることなんです(笑)。なぜかわからないですけど、アフロヘアで無駄にじゃらじゃら付けてるおじいちゃんに憧れるんですよね。だから、アフロヘアの役をいただいてちょっと夢が叶いました。それに、ナオキのあのファッション、僕の好きな感じなので、堂々と着こなしているナオキを褒めてやりたい」。菅田が憑依し、ナオキは観る者を惹き付ける史上最強のクズ野郎になった。(取材・文・写真:坂田正樹)

 映画『明烏 あけがらす』は5月16日より全国公開。

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