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『あの花』じんたん役・村上虹郎、「アニメより醜くて美しい」実写の魅力語る

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 演じたじんたんは、心を閉ざし、引きこもってしまっている少年。村上は「じんたんは弱い人間。臆病だし傷つきやすい。だけれど、物事に立ち向かえる人」と分析。「自分と似ているところがある」と話すが、村上自身も殻に閉じこもってしまった経験があるそう。「16歳くらいまで反抗期みたいな感じで、窓も閉めてギターをずっと弾いていた時期があって。外から見たら、引きこもっているように見えたと思います。やりたいことがわからなくて悔しくて。何に対してかわからないけど反発心や、ちんけなプライドがあって。迷っていましたね。親にも心配をかけました」。

 俳優の村上淳を父に、歌手のUAを母に持つ彼だが、そこで俳優への道を選択する。「俳優って一生もがき続けるもの。ずっと悩みながら、追い込みながらやっていく。おかしな仕事ですよね。でも、一番大切なのは“続けること”。まずは“続けること”をモットーにやってみようと思ったんです。人って、いつでも誰でもどこか芝居をして生きていて、それを意識的にやるというのは面白い」とにっこり。さらに「俳優は、時代を映すものだと思うんです。テレビや映画には音楽があって、ファッションもわかる。メディアって時代の象徴だと思うんです」と充実感をみなぎらせる。

 そして「もちろん親父から影響も受けているけれど、僕は誰にもなりたくない。自分になりたい」と強い眼差しを見せた。独特の感性と豊かな個性でひょうひょうとどこまでも駆け上がっていきそうなパワーに満ちた村上虹郎。本作で彼の魅力を感じてみては。(取材・文・写真:成田おり枝)

 『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』は9月21日21時より放送。

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