高杉真宙、同世代には「負けられない」憧れと負けん気の強さが活躍のカギに

某消臭CMや、『仮面ライダー鎧武/ガイム』出演、主演映画『ぼんとリンちゃん』ではヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞など、活躍を続けている高杉真宙。19歳になった今年は、昼ドラ『明日もきっと、おいしいご飯~銀のスプーン~』で連続ドラマ初主演を果たし、『表参道高校合唱部!』も好評を博すなど、実りの多い年だった。2015年のラストを初主演舞台『TRUMP』で飾る高杉が、1年を振り返る。
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末満健一の作・演出による『TRUMP』は、繭期(人間でいう思春期)を迎えた若き吸血種“ヴァンプ”たちが、かつてのヴァンプが持っていた不死の力を秘めるとされる原初の吸血種"トランプ"伝説に翻弄されていくミステリー。今回で3度目の公演となり、後日譚や前日譚も上演された人気作だ。高杉は、人間とヴァンプの混血のソフィと、名家の生まれであるウルの相対するふた役を、早乙女友貴とともに「TRUTH」バージョンと「REVERSE」バージョンにて役替わりで演じる(ほかのキャストもほとんどが役替わりを務める)。
「友貴くんとは『里見八犬伝』の舞台でも一緒だったんです。12年の舞台のときは、友貴くんは八犬士のひとりの親兵衛役でした。同じ歳なのに、すごいなと思って見ていましたが、14年の再演で、僕、親兵衛をやらせていただいたんです」。
そして今回は同じ舞台での同じ役。「友貴くんのことは本当に尊敬していて、『里見八犬伝』のときは多少の劣等感もあったんですけど、今回はリベンジのつもりで、食らいついて稽古しています。どうしても比べられるだろうなと考えると怖くもありますが、でも絶対に負けられないという気持ちも強いです」と意気込む。