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桐山漣、俳優としての苦悩と葛藤「30歳はひとつ抜け出すための時期」

エンタメ

「30歳になり、自分のことを客観視できるようになった」と語る、桐山漣
「30歳になり、自分のことを客観視できるようになった」と語る、桐山漣(C)フジテレビ

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 「この仕事はきちんとした意識を持っておかないと、いくらでもフワフワできてしまう」と、インタビュー中にポツリと口にした桐山漣。仮面ライダーを経て、華々しく役者として歩みを進めてきたように思うも、「20代の自分、甘っちょろかったです」と、その“フワフワ”という言葉を自身に投じて厳しく振り返る。苦悩と葛藤の末、着実に俳優道を進んでいる桐山の、現在30歳になった自分の姿、ひと皮むけたその素顔に迫った。

【関連】『傘をもたない蟻たちは』場面写真<フォトギャラリー>

 桐山が2016年最初に対峙した作品は、今年早々に始まる新ドラマ『傘をもたない蟻たちは』(フジテレビ系)。アイドルグループ・NEWSの加藤シゲアキが執筆した同名小説を映像化した作品で、加藤自身も出演する。その中で、桐山は加藤演じる村田の幼馴染であり、主役の若手小説家・橋本純を演じる。純は、世界の不条理をテーマにした“SF”しか書いたことがなく、連載終了後は2年も単行本を出していない。貯金を切り崩し生活をしてる純に、ある日仕事の依頼が舞い込むが…。

 本作について、“原作者が現場に遊びに来ました”はよくある構図だが“原作者としっかり共演しています”というのは、非常に珍しい景色ではないだろうか。桐山も「なかなか体験できないことですよね。しかもフジテレビで初めて主演をさせていただきますし、僕にとっては一度で二度貴重な体験をさせてもらいました」と襟を正した。

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