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田辺誠一、“画伯”フィーバーを楽しむも「あくまで役者メイン」

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WOWOWドラマでアンチヒーローを演じる田辺誠一
WOWOWドラマでアンチヒーローを演じる田辺誠一 クランクイン!

 “田辺画伯”として第66回NHK紅白歌合戦のシンボルマークを手掛けるなどマルチな活躍をみせる俳優の田辺誠一。そんな彼が、硬派な作品を手掛けることで評判のWOWOWドラマ『連続ドラマW 撃てない警官』で主演を務める。演じるのは出世のためなら平気で同僚をも踏み台にするエリート警察官の柴崎だ。これまでの柔和なイメージとは違うヒールなキャラクターに挑む田辺の胸の内に迫った。

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 「一筋縄でいかない」と自身が言うように田辺演じる柴崎は、警察内での出世が最優先でありながら、職場や家庭など環境によって複雑な顔を見せる。「僕が演じた柴崎自身もどんな人間か分かりづらいのですが、どの登場人物も白黒つけられない、いい人なのか悪い人なのか判断つかないキャラクターが多いんです」と説明すると「今の世の中って白か黒かはっきりつけるという風潮になっている。間違っている人を間違ってない人がとことん責めるといった厳しい世の中ですよね。このドラマはいい意味でグレーなんです」と現代社会に対するアンチテーゼの意味合いも含んでいると解釈。

 作品のテーマである“出世欲”について、20年以上俳優を続けている田辺にぶつけてみると「ずっと低空飛行で急上昇がない役者人生でしたからね」と苦笑い。数々の映画やドラマに出演し、作品が途切れることない田辺だけに謙遜であることは間違いないが「役者として表現の純粋さという意味ではどんな規模の作品でも一緒ですが、僕のなかにもそれなりに意識はあります」と続ける。

 「主役だったり、バジェットの大きさによってそこでしか表現できないものもあります。そういった意味では、ちょっとしか出ない役より、主役だったりした方が自分の芝居が伝えられるんだろうなという欲みたいなものはあります。例えば『ハッピーフライト』(08)のような作品はあの規模のバジェットじゃないとできませんからね」と語った田辺。しかし「役者という仕事は楽しいので、規模に関わらずやっていきたい」と演じることへの想いはぶれない。

 そんな田辺は、劇中、映画『ハッシュ!』(01)で共演した高橋和也と対峙するシーンもあり、本作の見どころの一つとなっている。「『ハッシュ!』という映画は僕の中でも大きな存在の作品なので、そういう見方をしてもらえることは嬉しいですね」と笑顔を見せる。高橋との久々の共演には「年も出身地も一緒なので、久々でも空気感で芝居ができる存在。そういう意味ではありがたかった」と撮影を振り返っていた。

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