高橋健介、“有言実行”15年かけて夢のウルトラマンに! 目標はカメレオン俳優
高橋といえば、俳優であると共に現役の大学生でもある。その点、撮影の苦労はなかったのか。「どうしても忙しくなると、大学のほうがおろそかになりがちですが、そこはギリギリまで妥協せずにがんばろうと決めていました。スタッフさんも配慮してくれて、試験だけは受けさせてくれましたし」と感謝しきり。
「大学生活はいたって平穏です。同級生とは普通に授業を受けて、ご飯を食べてって感じですね。先生に“今日休みます”って言うと、『なんだ、変身するのか?』ってイジられることはありましたが」と苦笑い。
大空大地として、ウルトラマンエックスとして1年間を駆け抜けた高橋。今後の活躍が大いに期待されるところだが、本人はいたって冷静だ。「ウルトラマンは一生の宝物ですが、今後、俳優として活動していくためには、一度、完全に離れないといけないと思っています。これまでヒーローとして見得を切るお芝居が多かったので、全く違った環境で、役者としての力を付けたい」。
憧れは、どんな役にでも憑依できるカメレオン俳優。「1年間、正義のヒーローを演じてきたので、今は真逆の役に興味がありますね。例えば、『藁の楯』で藤原さんが演じたクズのような犯罪者とか」。まだまだ話し足りないといった表情で高橋は、将来の自分の姿に思いを巡らしていた。(取材・文・写真:坂田正樹)
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