『仮面ライダーアマゾンズ』なぜ“異色作”と呼ばれるのか 藤田富&谷口賢志に直撃

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4月からAmazon プライム・ビデオで配信が始まり、7月からは地上波で放送されることが決まった『仮面ライダーアマゾンズ』。「仮面ライダー」シリーズの中でも異色作と呼ばれる本作で主演を飾るイケメンコンビ、藤田富と谷口賢志が、“相棒ライダー”への浅からぬ思いを打ち明けてくれた。
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仮面ライダー45周年記念プロジェクトとして生まれた本作は、42年ぶりに「仮面ライダーアマゾン」が登場する全13話のオリジナルストーリー。「仮面ライダーアマゾンオメガ」の水澤悠(はるか)と「仮面ライダーアマゾンアルファ」の鷹山仁が、ウィルスサイズの人工生命「アマゾン細胞」の集合体である<アマゾン>たちに立ち向かう様を描く。
本作が、いわゆる「異色作」と呼ばれることは、本人たちも肌身で感じている様子。藤田が「(作中に)『仮面ライダー』という言葉が出てこないんです。仮面ライダーを演じている感覚がありません」と話せば、谷口も「昔のファンに向けたメッセージも踏まえつつ、今の時代だからやる意味がある仮面ライダーになっている」と従来の仮面ライダー作品と異なる点があることを口にした。
なかでも藤田演じる水澤は、薬漬けの環境で生きてきた青年。劇中では「まるで養殖のアマゾンだ」と揶揄される。「引きこもりで親に縛られ、飼われている役です。僕自身も『勉強、勉強』『スポーツやめなさい』とか言われてきた口でした。理解できる部分が多くて演じやすかったです」。
一方、自力の野生環境で生き抜いてきた鷹山役の谷口は、自身の役どころを「昭和や平成初期の仮面ライダーイズム、やり方を現代に表現している男」と分析する。「鷹山は“野生”のパートを引き受け、テレビではやりづらいことを担当しています。設定が『人殺しでアル中でヒモ』と言われたので、その言葉どおり楽しくやらせて頂きました」。