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不屈の登山家が明かす「固い絆」 心に突き刺さった『ヒマラヤ』への思いとは

映画

映画『ヒマラヤ』のモデルとなった、登山家オム・ホンギル氏
映画『ヒマラヤ』のモデルとなった、登山家オム・ホンギル氏 クランクイン!

 山岳映画『ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆~』のモデルとなった不屈の登山家オム・ホンギル氏が来日を果たした。日焼けした肌と豊かに盛り上がった腕の筋肉。小柄だが、体中からにじみ出るそのオーラは、ヒマラヤの頂きに立った者にしかない神々しさに満ちあふれている。劇中に描かれる山岳史上最も過酷な挑戦といわれた登山に、オム氏はなぜ命を懸けたのか。我々一般人には無謀とも思える決断の裏に隠された“固い絆”について、言葉を噛み締めるように静かに語った。

【関連】映画『ヒマラヤ』場面写真&オム・ホンギル氏インタビュー写真<フォトギャラリー>

 本作は、アジア初のヒマラヤ8,000メートル級高峰14座(現在は16座を完登)の登頂に成功した登山家オム(ファン・ジョンミン)率いる“ヒューマン遠征隊”の77日間に及ぶ壮絶な死闘を描いた実話。2004年、エヴェレストで命を落とした愛弟子パク・ムテクの亡骸を探すため、オムは仲間と共に彼が亡くなった"デスゾーン"と呼ばれる8,750メートルに挑む。そこには、名誉も栄光もない、あるのは血の繋がりよりも濃く、深く、そして固い絆だけだった…。

 完成した作品を観て、しばらく席を立てなかったというオム氏は、「最初から最後まで目が離せなかった。とても感動的な作品でした。大きな余韻というか、響きを感じました」と満足そうな表情を見せる。とくに印象深かったのは、やはり愛弟子ムテクの遺体と対面したシーンだという。「実はムテクが亡くなった2004年、私は彼と一緒にネパールへ旅立ちました。ムテクは母校テミョン大学の創立50周年を記念した登山でエヴェレストを、私は15座目となるヤルンカンという山をめざしていたので、同じホテルに1泊し、翌日、それぞれの目的地へ旅立った。それが最後になりましたね」と視線を落とす。

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