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波瑠「いまはランナーズハイ」 多忙を極める中で“集中力を磨く方法”とは

エンタメ

 朝ドラ終了から、映画やドラマが続く波瑠にとっては息がつけない撮影が続いているように思われるが「本当にあっという間に夏が来てしまいました(笑)。なかなか本を読んだり映画に触れる時間がとれないので、インプットする作業がなく、出す一方なんですよね」と現状への苦悩を語る。

 しかし、そんな状況も「今は湧き出すものが豊富に出てこないぶん、格好良くはないですが、自分が演じる役にはしっかり向き合おうという意識を高く持っています。特に比奈子は複雑な心を持っているので、シーンごとにどういう意味を持った行動をするのかを、神経を過敏にして演じています」と集中力を磨く方法で、より良いものを生み出すことができていることを明かした。

 「いまはランナーズハイじゃないですが、サイクルが出来上がっている状態をキープしているので、この勢いのまま走りまくってやろうという気持ちです」と笑顔で語った波瑠。言葉通り、研ぎ澄まされた比奈子の演技と、細部にまでこだわりを見せた映像は、作品に流れる緊張感を増長させている。「見せ方をかなり意識しているので、凄惨な殺人現場なども、地上波にしてはかなり攻めているなって思うシーンもあります。スピード感もありますし、とても印象的な映像に仕上がっていると思います」と作品のクオリティに自信を見せる。

 『あさが来た』では自立した女性実業家を、『世界一難しい恋』では大野智演じる恋愛に不器用な社長の恋の相手役として透明感のあるヒロインを、そして本作では謎めいた女刑事と見事に役柄を演じ分けるポテンシャルの高さをみせた。そんな波瑠だが「私自身はあまり感情を表に出すことがないんですよ」とつぶやく。そんなギャップも彼女の魅力の一つなのかもしれない。(取材・文・写真:磯部正和)

 カンテレ・フジテレビ系ドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』は毎週火曜22時放送。

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