福原かれん、まずは“食べられる役者”に ハリウッド女優としての第一歩

映画『スーサイド・スクワッド』のジャパンプレミアに登場し、日本のファンを魅了したウィル・スミスとマーゴット・ロビー。そんな彼らと共に“来日”した女優がもう一人いる。両親共に日本人ながらも、ロサンゼルスで生まれ育ったという福原かれんだ。本格的に女優を目指してまだ間もないという彼女は、本作で日本人剣士カタナ役としてハリウッドデビュー。作品に大きな爪痕を残した。「自分がここにいていいのかわからない」と戸惑いを感じながらの出演だったという福原の素顔に迫る。
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子供のころから女優という仕事に漠然とした憧れを持っていたという福原。しかし両親共にエンターテインメント業界とは無縁だった彼女にとって「ハリウッドを中心としたショービズの世界にどうやって入るのかがわからなかった」と告白する。そんな中、漠然と大学に進学し卒業を迎える。その後、本当にやりたいことは何だろうと自問自答し、女優業へ進むという結論を出す。
「もっと早く始めればよかった」という後悔はあったものの、福原は演技の勉強をしながら、積極的にオーディションを受けた。その中に『スーサイド・スクワッド』もあった。「普通はエージェントを通してお仕事をもらうことが多いのですが、私はエージェントと契約するレベルでもなかったので、マネージャーさん経由でオーディションを受けたんです」と当時を振り返る。
オーディション会場には、個性あふれる応募者がたくさんいたため、シンプルな黒の洋服で臨んだ福原は「間違えた」と思ったという。しかし、刀を使った殺陣や型を披露すると好感触を得た。「空手の型の大会に出たことがあったので、フィジカルな面はできたかなって思いました」。一方で「演技力はまだ始めたばかりですごく不安だったんです」と心境を吐露。しかし結果は合格。晴れて女優デビューを飾ることとなった。