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橋本愛、「勝負する気持ち」 オリジナル作品で得た自信

映画

『バースデーカード』橋本愛インタビュー
『バースデーカード』橋本愛インタビュー クランクイン!

 橋本愛の言葉を借りれば、最新主演作『バースデーカード』は「王道の物語」ということになる。母親の死を乗り越えるため、家族と向き合いながら多感な10代を過ごす少女を映しとった成長記録は、確かに王道と呼べるかもしれない。しかし、主人公が葛藤する描写は実に繊細で、王道という言葉から想像するような大味な要素は全くない。橋本自身、「私はこの映画に懸けているし、勝負するという気持ちがすごく強くあって」と、大きな美しい瞳を光らせた。強い意志を聞く。

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 どこにでもいる平凡で幸せそうな4人家族に、魔の手がのびる。運命のいたずらにより、主人公・紀子(橋本)が10歳のときに、母親(宮崎あおい)が病気のため命を落としてしまう。生前、母が娘に誓った「大人になるまで、毎年、のんちゃんの誕生日に手紙を贈るからね」という約束通り、誕生日のたびに紀子は直筆の温かい手紙を受け取ることになる。描かれるのは、手紙を通してつむいでいく親子の深い愛情。橋本は、「観終わってすごく前向きな気持ちになれたし、多幸感があったし、うん、大丈夫だと思えました」との見解を示す。

 コミックや小説など原作の映画化が主流の中、本作は完全なオリジナルとなった。そのぶん自由度も高かったそうで、橋本もキャラクター作りや物語の設定に思いをぶつけた。劇中、従順な紀子は母のリクエスト通り、手紙に書かれている様々な内容を実践する。もともとのプロットでは、そのまま20歳までまっとうし終了という予定だったそうだが、橋本は、「自分が演じるにあたって、『幸せそうな紀子、完』みたいなのは想像ができなくて。成人してからの紀子の人生が、ちゃんと幸せであることの説得力を持たせたいと思いました」と主人公に寄り添った思いを持った。橋本の提案を受けた吉田監督は、おとなしかった紀子が、母からのバースデーカードを拒否するというエピソードを加えることになる。

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