浅野忠信、木村拓哉の役作りに脱帽「僕とは全く違うタイプ」 作品に込めた思いを語る
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また、映画の現場に染まっている浅野は、テレビのスタイルに実のところ最初は戸惑いを隠せなかったという。「監督が3人いて、演出も微妙に違うんですが、そうすると役も回ごとに少しずつ変わってくるんですね。最初はちょっと戸惑いましたが、だんだんそこが面白くなってきて。これに疑問を持って監督とぶつかっていたら、つらい作業になると思うので、今は逆に楽しんでいます」とニッコリ。台本についても、「撮影と同時進行で上がってくるなんて映画では有り得ないこと。ただ、僕が今日の撮影で芽生えた感情をスタッフに伝えると、次の台本に生かされていたりするので、そういうところは面白いなと思いましたね」
すでにテレビの撮影現場を楽しんでいる浅野だが、3年ぶりに連続ドラマにトライしてみようと思った経緯とは何だったのか。「技術の進歩によって映像をいつでもどこでも観られるようになり、映画とか、テレビとか、そういう垣根を取っ払うべき時代が来たと思っているんですね。撮影でモンゴルへ行ったときに、ネットカフェで小さなコンピュータに釘付けになって映画を観ていた子供たちがいたんですが、その光景がいつも心にあって」と述懐。「一番大切なのは、作品に込めた思いを『伝える』こと。専門家の評価なんてどうでもいいんです。『おじちゃん、ドラマ観たよ!あのシーンで泣いちゃった』とか、今はそういう声が一番欲しい」と思いを訴えた。(取材・文・写真:坂田正樹)
日曜劇場『A LIFE~愛しき人~』は、TBS系にて毎週日曜21時より放送中。
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