池田エライザ、20歳になり「真面目な自分を認めてもらえる」10代ゆえの苦悩から解放
共演した上白石とは初の顔合わせだが、「“お互い、初めましての感じがしないね”って言っていて。すごくほっとする存在です」という印象。上白石は19歳、池田は20歳と年齢も近い。20歳前後では横並びの同世代俳優も多く、彼らへの思いも強いかを聞いてみた。池田は、「私たちの世代は個性派が多いと言われていますよね。クリエイティブな世代だと思っています。“さとり”と言われることもあるけど、悔しい思いもたくさんしていますし、ハングリー精神もある。上の世代の方々にお会いしていろいろ感じたからこそ、自分らの世代でもっと面白いことができるんじゃないかっていう野心も、もちろんあって。全然、誰もこの時代や世代を諦めていないんです」と熱を帯びて語ってくれた。
10代のときは、発言をしても「誰かの受け売りや、言わされていると思われていたのが、20代になって、自分で本当に思っていると信じてもらいやすくなったというか。やっと真面目な自分を認めてもらえている気がしています」と、大人びて見える外見ゆえの苦悩を明かした。さらに池田は、「『みんな!エスパーだよ!』のスタッフさんにも“当時18歳で会ったときはすごく思い詰めていたイメージだったけど、今はなくなってすごくいい”と言われて。10代というものに自分を縛りつけていたんだなって思ったので、20代には、すごくあやかっています」と、希望であふれる瞳で答えた。(取材・文・写真:赤山恭子)
ドラマ『ホクサイと飯さえあれば』はMBSにて1月22日(日)25時5分より放送。TBSでは1月24日(火)25時28分より放送。