前田敦子、女優として「ありのままの私」を表現 AKB卒業から5年の今を語る
AKB48を卒業し、今年8月で丸5年を迎える前田。女優として着実にキャリアを積み重ねているが、今、その歩みを振り返ってみると、どんな思いが甦ってくるのだろうか。「卒業して変わったというよりも、年齢で変わった部分はありますね。14歳からやっていて子供だったので、やっと社会人として物事を考えられるようになった」と表情を引き締める。「女優としては、何かで劇的に変わった、とかはないですね。ずっと『ありのままの私』でやらせていただいたので、とてもラッキーだったと思っています」。
島崎遥香や川栄李奈、松井玲奈などAKB48グループの後輩たちも女優として前田の後に続いているが、「今のところ、あまり接点はないですね。私は自分から声をかけるタイプではないので積極的には行かないけれど、たまに会ったりすると相談に乗ったり、お仕事以外の話もしたりしますよ」と淡々と語る。「女優という仕事に関しては個々。もちろん、人としては大切に思っているけれど、卒業したら一緒に行動することもないので『仲間』という意識はない」とキッパリ。それは辛苦を共にした初期メンバーも後輩も同じだという。いち早くAKB48を卒業した前田だからこそ言える自立心の表れかもしれない。(取材・文・写真:坂田正樹)
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