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橋本環奈、「心が折れることはない」 前を見据える若き“女優魂”

映画

 作品内で、チカはとにかくまっすぐ物事に正面衝突する。ときに挫折を経験し、不甲斐なさに泣きじゃくるような場面も見られた。橋本自身について聞けば、壁にぶつかったときは泣いて落ち込むタイプではなく、「悔しさはもちろんあるんですけど、できないことが割と当たり前だと思っているんです」と淡々と言う。だから、「心が折れることは、ないです」とキッパリ。芸事の世界に身を置いていると、厳しい指導の場面にも出くわすはずだ。しかし、「自分では気付かないことを人から言っていただくので、それほど幸せなことはないと思うんです。落ち込むというよりも、全力で応えたい気持ちが芽生えます。その気持ちがバネになるというか、大変なことこそ、乗り越えたら大きくなれると思っています」と、何ともきっぷのいい“男前”な本音が漏れた。

 18歳を迎えたばかりの2月には、初主演を務めた映画『セーラー服と機関銃 ‐卒業‐』にて新人俳優賞を受賞という喜ばしい報告も届いた。橋本は、「新人賞は一生に1回しか獲れないので、本当に光栄に思います」と満面の笑みを浮かべた。賞が弾みになるのでは、という問いにうなずきながらも、その視線の先は常に未来を見据える。

 「やっぱり、その作品、その役にどれだけ忠実に生きられるか、いい作品を撮れるようになるか、というのは考えながらやりたいと思っています。特に、18歳になって“こうなりたいな”“ああなりたいな”っていうことについては、誰もが…自分ですら想像できない未来を描けていたら幸せだなと思うんです」と、エネルギッシュに希望を宿す。さらに、橋本は「予定通りにいくのもいいですけど、型にはめられた人生よりも、そこから飛び出したいです。いろいろなことに挑戦して、失敗しても次の成功につながるのであれば、絶対成功だと思うから」と熱弁した。女優・橋本環奈の強い闘志、ここにあり、だ。(取材・文・写真:赤山恭子)

 『ハルチカ』は3月4日より全国ロードショー。

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