ニコール・キッドマン「きっと誰もが息を呑む」喜びと責任を感じた『LION』出演秘話
本人から直接演じてもらいたいと言われるのは「とても素敵なこと」である反面、ニコールは「同時に正しく演じないといけないという責任も感じた」と吐露。ニコールとスーは、とても良い関係を築いたようで「今も連絡を取り合っていて、私を応援してくれたりして、本当に素敵な人よ。彼女の家族とも会うことができたわ」と微笑んだ。
ゴールデン・グローブ賞、アカデミー賞と受賞は逃したものの、数多くの映画賞にノミネートした本作。ニコール含め、関係者が本作に手応えを感じたのは毎年9月頃に開催されるトロント映画祭の反響を目の当たりにした時だった。「良い映画はたくさんあるし、本当にはわからなかったのだけど、急に勢いがついた時には、驚いた。映画を観ると、これがいかに感動作なのかがわかる。それに、とてもピュアな映画でもあるわ。これは、愛についての映画。そして母、希望、優しさ、故郷、そういったことについても語る。すごく特別な映画よ」。
2012年に、世界中のニュースが驚愕の事実として報じた青年サルーの奇跡を描く『LION/ライオン ~25年目のただいま~』は全国公開中。