元・アンジュルム、田村芽実、舞台女優としての“今”を語る「自分には歌しかない」

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9月放送の「関ジャニ∞のTheモーツァルト 音楽王NO.1決定戦」に“日本ミュージカル界期待の新星”として出演し、SNS上でも話題を集めた女優・田村芽実。昨年5月にハロー!プロジェクトのアイドルグループ・アンジュルムを卒業後、今年に入り舞台の主演を務めるなど女優としての“第2の人生”を歩み始めている。舞台『京の螢火』(11月3日~26日/東京・明治座)への出演も控える中、内に秘めた思いを語ってもらった。
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約5年間活動してきたアンジュルム卒業後は「少し休んでから歌やダンスのレッスンに通っていました」と明かしてくれた田村。当時は「お仕事も決まっていなくて、先が見えないまま『ただ実力を付けよう』ともがいていた気もします」と振り返る。
大きな転機となったのは、今年5月に上演された『minako‐太陽になった歌姫』での主演。かねてより憧れていたという今は亡き歌姫・本田美奈子.役を演じたが、当初は「尊敬していた方として舞台へ立つことへのプレッシャーがありました」と心境を吐露。しかし、稽古を通して「本田さんが大事にしていたものを私も大切にしよう」と気持ちを切り替えたことから、「それぞれの歌を通して『何を伝えたかったのか』と本質を考え始めるようになりました」と話す。
今月15日にはアイドルを卒業してから初めてコンサートにも出演したが、ステージで歌って踊るという共通点はありながら、アイドルだった当時とはやはり変化もあるという。例えば、発声の仕方はその一つで「背中の部分が固まっていると声の通りが悪くなるので、舞台の前には入念にほぐすようになりました。足元のアキレス腱であったり、全身の筋を意識するようになったのも変わったこと」と語る。
さらに、生活の中心が“歌”だと胸を張って話してくれたが、今では「ステージで自分の声が『ジリッ』とする瞬間が分かるし、それを避けるために規則正しく過ごすようになりました」と生活パターンが変化したことも明かしてくれた。