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チャン・ロンロン、巨匠チェン・カイコーが見染めた美しき野心家

映画

チャン・ロンロン、『空海―KU‐KAI― 美しき王妃の謎』インタビュー
チャン・ロンロン、『空海―KU‐KAI― 美しき王妃の謎』インタビュー クランクイン!

 巨匠チェン・カイコー監督に見染められ、最新作『空海―KU‐KAI― 美しき王妃の謎』で、物語の鍵を握る絶世の美女・楊貴妃役に抜てきされたチャン・ロンロン。身長168cmのスレンダーなモデル体型、フランスと台湾の血を引く現在30歳のハーフ女優が魅せる神々しいほどの美しさは、カイコー監督が紡ぎ出す絢爛(けんらん)豪華な映像美を象徴する、まさに女神的な存在だ。今回、PRのために来日を果たしたチャン本人が、本作に懸けた思いを真摯に語った。

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 日中共同で製作された本作は、『神々の山嶺』『陰陽師』などのベストセラー作家・夢枕獏の小説『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』を基に、カイコー監督が構想10年、巨額の総製作費をかけて作り上げた歴史巨編。染谷将太が日本から遣唐使として中国・唐に渡った若き僧侶・空海役を務め、ホアン・シュアン演じる詩人・白楽天と共に、権力者が次々と奇妙な死を遂げる怪事件の謎に迫る。

 楊貴妃役として、「演技力があり、なおかつ観客があまり見慣れていない“新鮮”な女優」を探していたカイコー監督は、チャンの過去作を観て「ぜひ会いたい」とラブコールを送ったのだとか。チャン本人は「私では無理だろうな」と、ほぼ諦めモードでオーディションに行ったそうだが、衣装合わせをしている段階で、かつてない楊貴妃像を目にしたカイコー監督は、「これは面白い!」と確信し、即決。映像を観れば一目瞭然だが、常々、「私は正しいと思う人しか選ばない」と語っているカイコー監督の審美眼がいかに的確であるかが納得できる。

 そもそもチャンは、5才のころから広告モデルや子役として芸能活動を始め、大学時代はテレビ制作を専攻する傍ら、女優業も続けていた。ところが、演技の面白さにどんどんのめり込み、3年生のときに役者の道へ進むことを決意。日本では、2014年公開の『光にふれる』(原題:逆光飛翔)のダンサーを夢見る少女役(金馬獎最優秀主演女優賞にノミネート)が有名だが、今回の楊貴妃役で一気に世界の注目を集めることは必至とみられる。

 過去に共演経験のあるホアンと本作で再会したチャンは、「昔、“将来どんな映画に出たい?”ってホアンから聞かれたことがあって、“時代劇、それも巨匠の作品に出たい”と答えたことがあったんです。それを二人で思い出し、“おめでとう、夢が叶ったね”ってホアンが言ってくれて。だから、何事も諦めずに頑張り続けなくては! と改めて思いました」と気を引き締める。また、先に現場入りしていたホアンから、カイコー監督の様子を逐一報告してもらったというチャンは、「新しいプロジェクトって不安でいっぱい。だから、中に知り合いがいるのは本当に心強い。彼から聞き出した情報がかなり役に立ったわ」とニッコリ。

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