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染谷将太、「映画作りに国境はない」初の海外進出で実感

映画

染谷将太、『空海―KU‐KAI― 美しき王妃の謎』インタビュー
染谷将太、『空海―KU‐KAI― 美しき王妃の謎』インタビュー クランクイン!

 構想10年、巨額の総製作費、巨匠チェン・カイコー監督が絢爛(けんらん)豪華に描く日中共同製作映画『空海―KU‐KAI― 美しき王妃の謎』。この巨大プロジェクトで初の海外進出を果たした俳優の染谷将太が、異国の地で感じた映画作りに対する“みなぎる情熱”と“共通の思い”を振り返った。

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 本作は、『神々の山嶺』『陰陽師』など、多数の著作が映像化されているベストセラー作家・夢枕獏の小説『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』をベースに、日本から遣唐使としてやって来た若き僧侶・空海(染谷)が、詩人・白楽天(ホアン・シュアン)と共に首都・長安を揺るがす巨大な謎に迫る歴史巨編。『さらば、わが愛/覇王別姫』『始皇帝暗殺』などのカイコー監督がメガホンを取り、染谷、ホアンほか、阿部寛、松坂慶子、火野正平、チャン・ロンロンら日中豪華俳優陣が集結した。

 潔く頭を丸めて、若き日の空海に身も心もなりきった染谷。「演じる上で、内面だけでなく、姿形をイメージする人物に寄せていくこともすごく重要だと僕は思っています。内面から形をつくることも、形から内面をつくることも、両方大切なこと。毎朝、頭をきれいに剃って、袈裟(けさ)を着て、カメラの前に立つと、自然と空海の役に入ることができた」と述懐する。

 また、カイコー監督からは、「今回の空海は、人智を超えた天才ではあると同時に、優雅で柔らかく、お茶目な部分やいたずら心も時折見せる“等身大の若者”の部分も残してほしい」とリクエストされ、「3日先を生きている、周囲からちょっと浮いた存在」をイメージしたという染谷。何かを達観したような微笑みや、上半身がブレないすり足のような歩き方も自身で考案し、「どんなに慌てているシーンでも、天才らしい冷静さを崩すことのない、新たな空海像を表現できた」と自信をのぞかせる。

 物語は、権力者が次々と謎の死を遂げ、王朝を震撼させる怪事件に見舞われるミステリー。ある意味、空海と白楽天のバディムービーでもあるが、染谷は、「ホアンさんが空海の魅力を引き出してくれたと言ってもいいくらい。バディとしてキャラクターの相性もよかったし、静と動のバランスが良かった」と手応え十分。さらに、「彼が積極的にコミュニケーションを取ってくれて、現場での僕の居場所を作ってくれた」とホアンの俳優としてのプロ意識を絶賛した。

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