篠原ともえ、“キングスマン”がこだわり抜くファッションのポイントは「シルエット」
今回新たに加わった豪華キャスト陣として、謎の組織ゴールデン・サークルの女ボス=ポピー役で登場するジュリアン・ムーアや、ステイツマンの紅一点でメカ担当のジンジャー役を演じるハル・ベリー。2人の女性キャストの衣装も秀逸で、中でも篠原はポピーが着用していた華やかなエプロンを推す。「エプロンって実用的なことを考えると、汚れが染みても問題ない色や綿を使うことが多いんですが、このエプロンはシルクのような生地。絶対に料理はしないだろうなって思うエプロンですが(笑)、ファッションシンボル的に使っていてとても可愛かったですね」。
さらに「ポピーの黄色のドレスも素敵ですね。50~60年代ぐらいを意識したシルエットが美しいデザイン。ツイードを使っていて出てきた瞬間、可愛いってトキメキました!」と感激しきり。「モードがあって、ウエスタンやカルチャーもある。でも、靴は流行りのアイテムでアレンジがされていて、外しコーデもセンセーショナルさも楽しめると思いました」と力説。すかさず、目の前に置かれた本作のプレミアム・エディション(4K ULTRA HD付)に封入される特製アートブックレットを手に取ると「このブックレットにはデザイン画がついているので、そちらもぜひ見てもらいたいですね。生地のアップ写真もあって、デザインの参考にもなります!」と笑顔を見せた。
また篠原は、本人役で登場し強烈な個性を放ったエルトン・ジョンのカラフルな衣装にも言及。「(エルトンが着ている)羽を使った衣装は、自由になりたい軽やかさを羽という柔らかいもので表現しているのかなと私は思いました。原色ばかりの色合いも好きですし、“シノラー”を彷彿させるこの衣装は見ているだけでテンション上がりました!」とにっこり笑うと、もし続編などで衣装を担当できるなら「今回のエルトン・ジョンさんのより、もっと派手な衣装をデザインしてみたい」と、思いを馳せた。
今回、男性キャラクターだけでなく女性キャラクターたちのファッションポイントとして「シルエット」と挙げた篠原。篠原自身も、本作同様、ファッションデザイナーとしてシルエットを重視しているようで、「普段デザインする時には、着て頂く方にあったシルエットの衣装でボディメイクをするよう心がけています。この作品はシルエットが美しいお洋服がたくさんあり、夢中で見つめちゃいました」。
そんな篠原が最後に、私たちにもできるキングスマンファッションへの近道を教えてくれた。「既製服を買った時でも自身のスタイルに合わせて袖やウエストを1センチ詰めるだけで、オーダーメイド感が出て、キャラクターたちのファッション同様、美しいシルエットを手に入れることができるので、是非試してみてください」。(取材・文:嶋田真己/写真:坂本碧)
映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』は、先行デジタル配信中。ブルーレイ&DVDは4月6日発売、同日レンタル開始。
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