北村一輝、プリキュア出演に「断る理由がない」自身のスタンス語る

今年に入り『羊の木』、『今夜、ロマンス劇場で』、『去年の冬、きみと別れ』と3本の出演映画が立て続けに公開され、それぞれでもまったく違う顔をみせるなど、実力派俳優として円熟味を増してきている北村一輝。そんな北村が、更なる一手を打ってきた。それが『映画 プリキュアスーパースターズ!』での声優だ。
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俳優として25年以上のキャリアをもち、数々の映画、ドラマ、舞台に出演してきた北村だが、声の仕事は過去に経験がないという。そんななか、初声優のオファーが来たのが女児向けアニメの代表的な作品である『プリキュア』シリーズだった。
オファーを受けたときのことを振り返ってもらうと「即決でした」とニヤリ。その理由を問うと「アニメは日本が世界に誇れるものだと思うのですが、そこに自分が参加できることも魅力的でしたし、しかも女の子ならば、誰もが通るだろうメジャーな作品。断る理由がないですよね」と明瞭な答えが返ってきた。
「断る理由がない」という言葉に、北村の仕事に対するスタンスが見え隠れする。「昔は俳優というと“役者バカ”という言葉があるように、俳優以外のことをすると文句を言われるような時代があったような気がします。でも今は、日本に限らず海外でも俳優がプロデュースをしたり、映画監督をしたり、ゲームを作ったりしている。僕自身も俳優だからということではなく、いち人間としていろいろとチャレンジしたいという気持ちはありますね。それはお芝居でもそう。『自分はこういう役しかできません』ということはまったくないです」。