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鈴木亮平「島での時間は、殿を超え“西郷隆盛”になっていく時間」

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 そして二つの島で過ごした時期について「西郷隆盛になっていくための時期。広い視点を身につけどっしりとした存在感につながっていく。ぶれない、頼もしい西郷さんになったのは、島での幸せで過酷な経験を通してだと思う」と語る。愛加那との間には子どもを授かるが、「殿のためにと頑張っていた時代と比べると、いい意味で力が抜けていけますし、守るものを持ったことでもっと強くなっていった」という。

 沖永良部島では「自分は天に生かされていて、やらなければならないことがある、と天命みたいなことを感じ取ったときに、だんだん殿を超えていっているのではないかと思います」と分析する。「殿の背中を追っているだけでは西郷さんは大きなことは成し遂げられなかったと思う」…それは吉之助だけでなく鈴木自身の課題としても。「お芝居の面でも、渡辺謙さんから教えていただいたことをあえて捨ててみようかなと思っています。謙さんから受け取ったものをあまり意識せずに、でも背負ってる影がどことなく見えるくらいがいいんじゃないかと思います」という。

 渡辺からはさまざまなアドバイスをもらった。「謙さんは普段後輩にアドバイスをされないそうですが、『こうするともっと伝わるぞ』とか、いろんなことを教えてくださいました。教えていただいたこと一つ一つや、謙さんのお芝居から見て学んだことは宝物にしていきたいですし、得たものは下の世代にも引き継いでいかなければと思いました」と感謝を表した。

 先日誕生日を撮影現場で迎えた鈴木。「35歳、ちょうど西郷さんが島にいた時期で運命を感じます。西郷さんに負けない大きな人間になっていきたいと思います」と力強く語った。

 NHK大河ドラマ『西郷どん』は、NHK総合にて毎週日曜20時放送。

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