ついに戊辰戦争…渡部豪太、西郷吉二郎と自身にとっての“家族”を語る
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8月5日放送の第29回「三度目の結婚」から本編に登場した園との共演シーンは少ない。だが、「柏木さんは大河ドラマが初めてで、現場で緊張からか萎縮されているように思えた」という渡部はなるべく話しかけるように心がけ、合間も使って夫婦の空気感を作り上げた。そうした理由は自身の経験にあるという。
「私も2012年の『平清盛』に出演したとき、物語の途中からの参加だったんです。自分としても撮影現場での役回りが欲しいじゃないですか。その役回りをちゃんと務めたいと思うから、緊張するんですよね。ましてや柏木さんは若いですし。その緊張が分かるんです」。
そう語る渡邉の笑顔には、実体験に基づく優しさと気遣いがにじみ出ている。彼は、自身の家族とはどういう関係を築いているのだろうか。
「僕には吉二郎と信吾の間と同じ10歳下の弟がいるんです。弟が赤ちゃんのころ、僕がミルクをあげて、オシメを替えて、お風呂にも入れて。そんな弟も、今22歳になって働いていますけど、気持ちはあの時のまま。しっかりしてくれていますけど、弟は弟。家族って不思議ですよね」。
さらに、「私も2年前に結婚しまして、家に奥さんがいるんですけど、元はお互い他人なわけです。だけど、この人がいてくれるから、今自分がこうやって仕事できてるんだなとも思えます。家族ってすごい。私にとっては“変わらない場所”です」とさらなる笑顔を見せてくれた。(文:鈴木大志)
渡部演じる吉二郎が戊辰戦争に挑む大河ドラマ『西郷どん』第38回「傷だらけの維新」は、NHK BSプレミアムにて14日18時、総合テレビにて同日20時放送。