橋本愛、映画館に通い詰めたのは「かけがえのない経験」
「実はフィジカルな問題が出てきまして。映画館に通いまくっていたら、姿勢が悪くなってしまったんです(苦笑)。それで今はちょっと、映画館通いはお休み中なんです。最近は、漫画に結構はまっていて、押見修造さんの作品なんかをよく読んでいます。でもあの時期、映画館に通い詰めたのは、かけがえのない経験になっているので、私のフィジカルが強くなったら、また通おうと思います」。
「おばさんみたい」と苦笑いの橋本だが、『ここは退屈迎えに来て』本編では、椎名と過ごした高校時代も演じ、制服姿を披露している。「戻れるかなという不安はありましたね」と明かすが、あるマジックが解決したという。
「制服という魔法がちゃんとかかったというか。制服を着ると、自分の気持ちがそこに合うんです。面白いなと思いましたね。ただ、(物語当時の女子高校生ファッションである)ルーズソックスは初めてだったので、そこに自分を合わせるのはパワーが要りました(苦笑)。でも本当に、愛おしい痛みを持ち帰れる作品です。ポスターの空気感が100倍になって体を支配しますよ(笑)」。(取材・文・撮影:望月ふみ)
映画『ここは退屈迎えに来て』は全国公開中。