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黒木華、「演劇が自分の居場所」 芝居に救われた過去を明かす

映画

黒木華、『ビブリア古書堂の事件手帖』インタビュー

黒木華、『ビブリア古書堂の事件手帖』インタビュー クランクイン!

 文学的な香りをまとった清楚なビジュアルと、学生時代から舞台で培ってきた確かな演技力。女優として唯一無二の魅力を持つ黒木華が、映画『ビブリア古書堂の事件手帖』で主演を務めた。本作の主人公が本に救われたように、自身も芝居に救われた過去を持つという若き実力派女優に、撮影中のエピソードや女優としての信条などについて語ってもらった。

【写真】『ビブリア古書堂の事件手帖』黒木華インタビューフォト&場面写真

 三上延による人気ライトノベルを三島有紀子監督が実写化した本作は、鎌倉に佇む「ビブリア古書堂」の店主・篠川栞子(黒木)と、アルバイトとして働く五浦大輔(野村周平)が、本にまつわる切ない人間模様をひも解く姿を描く。黒木は役柄について「本が好きなところや、人としゃべるのがあまり得意ではないのは、栞子さんと似ていたので、そういうところはあまり意識せずに、役と向き合えたかなと思います」と振り返る。

 芝居で意識した点を問うと「推理している時と、していない時の素の栞子の違いを大きく出してほしいと、三島監督から言われていたので、仕草やクセなど細かい部分から役作りを始めました」とのこと。ビジュアル込みの原作がある作品に参加したことは、女優としての成長につながったという。「どういう風に演じたら原作のファンの方も楽しんでいただけるのか、違和感なく入っていただけるのかを考えながらやらせてもらったのは初めてだったので、役を作るという意味で、新しい経験ができたと思います」。

 栞子と本を通じて心を通わせていく大輔役の野村は“人たらし”と評されるほどフレンドリーな俳優だが、黒木も「人たらしというのはすごく分かります(笑)。監督とは初めてご一緒されたらしいのですが、姉弟みたいに息ピッタリでした」と共演を楽しんだ様子。栞子と、原作よりもポップな印象の大輔の関係については「平行線だった2人の関係性が、どんどん交わっていく感じがいいなと思います。それが過去のドラマともリンクしていくので、面白いですね」と話す。

 本作では「自信モテ生キヨ」で始まる太宰治の言葉が印象的に登場する。黒木が女優として大切にしている言葉を聞くと「楽しむ」という答えが返ってきた。「割とネガティブにいろいろと考えてしまうんです。ですが、そうしているとものごとが冷静に判断できなくなってしまうので、何でも楽しめるようになるべくフラットでいるということは、自分の中で大切にしています。それはお芝居に限らず、何においても」。

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