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土屋太鳳「意外に成長していない」 女性としての表現を磨きたい

映画

 しかし、愛情を持って生活をしていても、その愛情は一方通行になるなど、現実には厳しい状況や心が折れそうになることは多々ある。劇中の美月も、さまざまなことがあるたびに弱気になる中、なんとか克服しようと努力する。「悩んだり嫌なことがあったりしたとき、そこには絶対核になる理由があると思うんです。そこに向き合うことは大事」と持論を展開しつつも、それでも解決できないときは「とにかく走るんです」と力説。「自分が何で生きてきたと考えると、やっぱり体を動かすことなんです。初心に戻るという意味でも、走ることで複雑なことを単純化できることは多いです」と土屋ならではの解決法を披露してくれた。



 「まだまだ」と思う一方で、ここまで女優を続けてこられたことには大いなる感謝を示す。本作で共演した北村匠海とは、前述した『鈴木先生』で共演以来、約8年ぶりの再共演となる。「15歳ぐらいで共演した相手と、8年経ってまた一緒の作品に出られるというのは感慨深いです。あの頃は『これからどうなりたい?』みたいな話をしていた幼なじみみたいな感覚。当時一緒だった人で、すでに役者を続けていない人もいるので、よくここまでやってこられたという思いもあるし、ありがたいなという気持ちも強いです」。

 まだまだ女優業に対して不安がある中、作品が放送や公開されるたびに「まだ続けていられるんだ」という実感を持つという土屋。一つ一つ作品に丁寧に向き合い、思いを込めていけば「きっと伝わる」という信念を持って、これからも女優業を邁(まい)進していくことを誓っていた。(取材・文:磯部正和 写真:松林満美)

 映画『春待つ僕ら』は全国公開中。

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