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松山ケンイチ、大人もヒーローを観て「ちゃんと影響されるべき」

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 さらにヒーローものの観方に関しても、もっと子どものようであっていいと続けた。

 「子どもってちゃんとヒーローになって戻ってくるんですよ。たとえ短い時間であったとしても。それって本当に大事なことだと思うんです。こういうまっすぐなヒーローを観て、子どもだけじゃなく大人も、ちゃんと影響されるべきだと思います。『こんなのになれないよ』ではなくて、『なれる』んだと。自分の気持ち次第で。みんな、普段からヒーローみたいなものをもっと演じるべきだと思うんです。そこから身に付いたり、実感できるものがあるんじゃないかと思います」。


 確かにみんながもっとヒーローを演じれば、世の中はほんの少しよくなるかもしれない。そして世の中なんて大げさなものではなくても、ヒーローの“熱”は、弱気になった自分を奮い立たせるきっかけには十分なる。松山も、気持ちを引っ張り上げることが大変で、「この役をちゃんと表現できるだろうか」と不安に襲われるときがあった。劇団☆新感線の舞台『蒼の乱』に立ったとき。そのとき、松山を押し上げたのが今石×中島作品だった。

 「『蒼の乱』は主演が天海さんで、百戦錬磨の舞台の役者さんたちが勢ぞろいしていました。僕はそのとき2作目の舞台。素人みたいなものですよ。すごく不安でした。そんなとき、ずっと観ていたのが『グレンラガン』だったんです。『グレンラガン』を観て、気持ちを引っ張り上げてもらって、そのまま舞台に上がっていた。それを繰り返して千秋楽まで乗り切ったんです」と明かした松山。そんな松山が寝込んでまでそそいだガロの熱が、今度は誰かの背中を押すに違いない。(取材・文・写真:望月ふみ)

 劇場アニメーション『プロメア』は5月24日より全国公開。

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