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ウィル・スミス、自身の自由を奪うのは“ウィル・スミス”というイメージ 葛藤を吐露

映画

 “青すぎるウィル・スミス”で話題になった風貌も、マッチョなウィルらしさがフル回転。当然、青塗りした本人が演じていると思いきや、「実は、青いときのジーニーに関しては100% CGなんだ!」と衝撃告白。「みんな僕だと思っている人が多いようだけどね。おかげでものすごく自由度が高くて、セリフもアドリブで何度も録り直し、愉快で人間味あふれるジーニーを徹底的に作り上げることができたよ」とご満悦。ただし、ご安心を。人間に変身したジーニーは、もちろんCGではなくウィル本人。アラジンと共に繰り広げるド派手な冒険シーンやミュージカルシーンでは、“生身”のウィルがスクリーン狭しと弾けまくる。「なんてったって、千年もの間、ジーニーはランプの中に閉じ込められていたからね。それはもう外に出たら、ドレスアップしてパーティーを楽しみたいって思うよね。そんな気持ちが全身からあふれ出るような最高のシーンになったと思うよ」。

映画『アラジン』場面写真 (C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
 囚われの身から“自由”を手にした解放感…ウィルは、そんなジーニーの立場と自身が置かれている現況を照らし合わせ、ちょっぴりため息をつく。「ジーニーは、主人に仕える身として金の腕輪で自由を奪われたけれど、僕にとっては、“ウィル・スミスでいること”が、時として自由を奪うことがある。常にスーパースターであり、成功者であり、主演作は全てNo.1ヒット…といったパブリックイメージが固定化し、時として本来の自分を抑えつけ、自由に振る舞えないようにしてしまうんだ。だから今は、そこからどうやって脱却するか、真剣に考えているところ。だって、人生で大切なのは、自分らしく自由に楽しむことだってジーニーが教えてくれたからね!」。

ウィル・スミス
 ウィルは、ハリウッドスターの中でも突出して“いい人”だ。常にフランクで、ユーモアにあふれている。今回も、スマホで音源を聴かせてくれたり、ノリノリでフォトセッションに応じてくれたり、自ら距離を詰めてくれる神対応。それはもしかすると、ウィル・スミス=スーパースターという近寄り難いイメージを払拭し、「僕も君たちと同じさ、仲良くやろうぜ!」という意識の表れなのだろうか? いずれにせよ、ファンはもとより取材する記者さえも虜(とりこ)にするウィルの人柄は、作りものではなく、本物であることだけは、間違いない。(取材・文・写真:坂田正樹)

 映画『アラジン』は公開中。

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