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結木滉星「役者を一生やり続けたい」 本格忍者アクションで新境地

映画

 支えとなったのは、アクションの指導、監修を務めた坂口拓の存在だ。「拓さんに初めて会ったときは、オーラに驚きました。拓さんはいつも、殺陣をつけてくださった後に“全部忘れろ”と言うんです。“体は勝手に動くから”と。そう言われた瞬間に、こちらはグッと緊張するんですよね。今思えば、それがリアルで血の通ったアクションにつながっているのかなと感じます」。


 とりわけ、敵を次から次へとなぎ倒していく7分に及ぶクライマックスのアクションシーンは、ワンカット長回しで撮影されたこともあり、臨場感たっぷり。結木は撮影直前に「ワンカットで行く」と聞いたそうで、「びっくりしましたよ! 不安でした」と戸惑ったことを告白。

 しかしながら、「本番の緊張感もハンパなかった。それだけにOKが出たときの達成感はものすごかったです。3回撮影しましたが、完成した本編には1回目のテイクが使われています。スタッフさんや僕のリアルな緊張感が映し出されていると思います」と充実感をにじませ、「拓さんから、“お前はアクションの才能がある”という言葉をいただいて。ものすごくうれしかったですし、これからの力になる気がしています」とさらなる未来を見つめる。

 役者として、ますます活躍が期待される24歳。坂口と結んだ絆のように、これまでもたくさんの出会いが自らの背中を押してくれた。


 「舞台で鈴勝(鈴木勝秀)さんとご一緒させていただいて、役者の仕事というのはどういうものなのかを教えていただいた。また『ルパパト』との出会いも、大きなものです。『ルパパト』の現場は学校のようで、いろいろなことをイチから教えてくれる。そんな場所で、同世代のみんなと切磋琢磨(せっさたくま)し合って、濃い時間を過ごすことができた。仲間であり、一役者としてはライバル。これからも刺激し合っていくんじゃないかなと思います」と得たものは限りない。

 「役者を一生やり続けたい。今は大河ドラマに出ることが夢です!」と目を輝かせる結木滉星に注目だ。(取材・文・成田おり枝 写真:高野広美)

 映画『下忍 青い影』は公開中。

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