西島秀俊、「いまだにプレッシャーで死にそうになる」 活躍の裏に謙虚でブレない姿勢
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もはやベテランの域に差し掛かった西島だが、気持ちは新人の頃とほとんど変わらず、作品のオファーを受けるたびに、「自分に果たしてできるだろうか? と、いまだにプレッシャーで死にそうになる」という。さらに、個人的に興味のある役があっても、自ら手を挙げて、「やらせてください!」とアピールすることも決してしない。なぜなら、「この映画に自分は必要なのか?」という客観的な判断をできないからだと説明する。
『2/デュオ』のときも、作品のクオリティーを心配するあまり、諏訪監督に「この役は僕じゃない方がいいものができるのでは?」と直訴したというエピソードもあるくらいだが、西島は自身のキャリアよりも、作品全体の完成度に強いこだわりを見せるのだ。ただ1点、役者として欲があるとすれば、「ご一緒していない監督や、スタッフ、役者さんがまだまだたくさんいる。だから、いろんな作品にチャレンジして、才能ある皆さんから大いに刺激を受けてみたい」と目を輝かせる。
こうした姿勢が根本にあったからこそ、西島は、一つ一つの役に悪戦苦闘しながらも、伸びやかに自身のフィールドを広げることができたといえるだろう。特に2019年は、映画『空母いぶき』『任侠学園』からドラマ『きのう何食べた?』『磯野家の人々〜20年後のサザエさん〜』まで、バラエティーに富んだ作品に多数出演し、大きな飛躍の年となったようだ。「これまでにないくらい素晴らしい作品と何本もめぐり会えました。まさに夢のような1年。2020年もその夢が覚めずに、ずっと続いてほしいなと思いますね(笑)」。謙虚だけれど、決してブレない。一度引き受けたらとことん役を突き詰める。そしてその目的は、あくまでも「いい作品」を作るため。最新作『風の電話』に、その生きざまが、森尾となって映し出される。(取材・文:坂田正樹 写真:松林満美)
映画『風の電話』は1月24日より全国公開。
(C)2020映画「風の電話」製作委員会
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