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『TENET テネット』 クリストファー・ノーラン監督が選んだ“壮大な挑戦”

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クリストファー・ノーラン

ジョン・デヴィッド・ワシントン

■ 晴天より悪天候で大喜び ノーラン監督の素顔

映画『TENET テネット』メイキングカットより(C)2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved
 一方、主人公の名もなき男を演じたジョン・デイビッドも、「ノーラン監督は僕たち俳優を信頼し、共に戦ってくれる素晴らしいリーダー。でも、撮影自体はハードルが高く、とにかく過酷でした」と振り返る。「例えば、“逆行”のシーンでは、体に染みついている動きをいったん忘れ、瞬き、呼吸、しゃべり方など、新たに動きを習得し直さなければならなかった。まるでダンスの振り付けを覚える感覚でしたね。映画史上、あまり類を見ない演技にチャレンジさせていただきましたが、ノーラン監督はもとより、スタントコーディネーターの力なしでは絶対に成しとげられない難役でした」とスタッフのサポートを心から労った。

 “時間の逆行”というノーラン監督のかつてない発想と、それを具現化するために全身全霊で役に取り組んだジョン・デイビッド。2人のタッグは、いったいどんな異次元映像を魅せてくれるのか。最後にジョン・デイビッドはこうつぶやいた。「1点だけ驚いたことがあるんです。嵐のシーンでもない限り、通常、ロケ地が晴天に恵まれたら大喜びするものですが、ノーラン監督は全く喜んでいない。ところが、想像以上の悪天候に見舞われると、ノーラン監督は1人ハイテンションになっている(笑)。変わった人だなぁって思ったけれど、ちょっとクレイジーなところが垣間見られて、ますます大好きになりましたね」。

 完璧主義者でありながら、予想外のアクシデントに大興奮するノーラン監督。どうやらそのあたりに、彼のイマジネーションをひも解くヒントがありそうだ。(取材・文:坂田正樹)

 映画『TENET テネット』は9月18日より全国公開。

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