ハロプロ期待のエース・BEYOOOOONDS山崎夢羽、あやや役に喜びとプレッシャー「まゆ毛の動かし方まで研究」

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松坂桃李が主演する映画『あの頃。』は、ハロー!プロジェクト(以下、ハロプロ)のアイドルに惹(ひ)かれた青年たちの姿を描いた青春群像劇。本作で、今なお“伝説のソロアイドル”と称されるあややこと松浦亜弥役を演じるのが、現役のハロプロメンバーであるBEYOOOOONDSの山崎夢羽(ゆはね)だ。
【写真】ファンの間でもあやや似と評判! ハロプロ期待のエース・山崎夢羽
本作は、神聖かまってちゃんの元マネージャー・劔樹人氏の自伝的青春コミックエッセイ『あの頃。男子かしまし物語』(イースト・プレス)を実写化した映画。松浦の『▽桃色片想い▽』をきっかけにハロプロへのめり込んでいく劔氏本人を松坂が演じ、友人役の仲野太賀、若葉竜也、芹澤興人、コカドケンタロウらと共に、ハロプロ愛と大切な仲間たちとの出会いや別れを描いている。
松坂桃李、仲野太賀らがハロヲタを熱演 (C)2020『あの頃。』製作委員会
■松坂桃李からの「すごく似ている」の言葉に安心
かねてより「松浦亜弥に似ている」と一部ファンの間で噂されていた山崎。ハロプロの大ファンである原作者・劔氏の「実在する人物の難役なので、せめて後輩ハロメンが演じないと誰も納得しません! しかも…運のいいことにちょっと似てる人がいるんです」という後押しも大役をつかむきっかけになったが、松浦本人に対しては「偉大な先輩」と印象を明かす。
「私にとっては、本物のアイドルというイメージでした。歌もダンスもMCも一人でこなされていたのは、私たちのようなハロプロのメンバーだけではなく、おそらくアイドルのみなさんにとっても憧れの存在のはずなので、応援してくださっているみなさんから『雰囲気が似てるね』と言われたこともあり、その思いがこうしてお仕事につながったのはすごくうれしかったです。
ただ、撮影まではやはり心配やプレッシャーもありました。ハロプロは所属グループ合同のコンサート(通称・ハロコン)で先輩たちの曲を披露する機会もあるので、松浦さんの歌やダンスの動画を参考にさせていただいていた経験をこの作品でも生かしてみたいと考えていました」。
劇中では、緊張した面持ちで初めて握手会へ臨む松坂演じる劔氏を、笑顔で迎え入れる松浦として登場。『▽桃色片想い▽』の衣装を着た山崎はいつになく、松浦を思わせるような出で立ちであったが、撮影に向けて、細かな所作まで徹底的に研究したという。
「歌って踊るのではなく握手会のシーンを演じていたので、松浦さんがどのようにお話しされるかを知るため、ライブ中のMCを何度も見返して参考にしました。自分なりにこだわったのは表情で、忠実に再現できるようまゆ毛の動かし方まで見て。ハロコンに向けてパフォーマンスを参考にする場合とは異なる見方で、松浦さんを研究させていただきました。
準備万端で挑んだものの、本番では自分がどう映っているか分からず、正直『このままで大丈夫かな?』と心配もありました。でも、松坂さんが撮影現場で『すごく似ていらっしゃいますね』と声をかけてくださったので安心しました」。