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長瀬智也の最高傑作とは言いたくない――『俺の家の話』磯山晶CPの思いとは?

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★西田敏行、戸田恵梨香ら芸達者ぞろいの現場 息子役・羽村仁成の演技も絶賛

 本作では長瀬のみならず、西田敏行、永山絢斗、江口のりこ、桐谷健太ら実力派キャストによる好演も光る。物語中盤からは寿一との恋にもスポットライトが当たり、清純さとかわいらしさで多くの視聴者を魅了しているさくら役の戸田恵梨香もそのひとり。「すごく難しい役を、魅力的なお芝居で見せてくれている」と磯山CPは戸田に絶大な信頼を寄せる。

 「さくらは、その場その場でいい顔をするスタンスの女性です。踊介(永山)に対しても嫌われないようにしていますが、そんな態度も戸田さんが演じると全然嫌味に見えなくて、とにかくかわいくて魅力的なんです。捉えどころのない魅力を体現してくださっていると思います。第7話で、寿一とラーメンを食べるシーンで、彼らの会話はほとんどかみ合っていないのに、すごく甘い気持ちになれるのもすてきでした」。

(左から)戸田恵梨香、西田敏行
 「西田さんは、お風呂のシーンが多いのもそうですけど、今の年齢の自分をさらけ出してくださっている。歌声から裸まで全部出してくださって…。長瀬さんと一緒のお芝居では生き生きとされていて、ほんとに長瀬さんのことを好きなんだと感じます。もちろん、もともと名優ですけど、乗りに乗った西田さんを見ることができてとても幸せですね」。

 さらに、学習障害という特性を持つ寿一の息子・秀生役を演じる羽村仁成の演技力も目を引く。羽村はオーディションを経て選ばれたキャストだそうで、磯山CPは「オーディションの時は、第1話で寿三郎(西田)と野菜の名前を言い合うシーンを演じてもらったのですが、彼はずば抜けて演技力が高かったんです。自分のセリフを言っていない時も役に入って演技を続けていたのは、彼だけでした」と振り返る。さらに磯山CPは、「本当に落ち着いて演技をしていて、頭もよく、すごく頼りになる人。13歳とは思えないほどしっかりしていますし、彼が秀生を演じてくれて本当に良かったと思っています」と絶賛。

 「9話で、寿三郎が危篤となって親族がベッドを取り囲むシーンでは、羽村さんが学習障害のことを勉強してきてくれたのを特に強く感じました。これまでにも、学習障害のお子さんを持った視聴者の方から、すごくリアルだという声をいただいています。羽村さんが実際にどれくらい準備や研究をしてくれているのかは分かりませんが、動と静をうまく使い分けてくれていると感じました」。

 そんな魅力的な出演者たちによって、宮藤の描く物語はより一層の輝きを増している。放送は残すところあと1話。バラバラになってしまった観山家が再び集結、さらに絆を深めた彼らが今夜放送の最終回でどのような結末を迎えるのか期待が高まる。磯山は「最終回では、観山寿一がどういう人物で、観山家にとってどういう役割を果たしているのかがはっきりします。彼の生きざまが観ている方にとって良いものになるといいなと思っています。ぜひあらすじなどは見ずに、前情報を入れずに、まっさらな気持ちで観ていただければ」と見どころを語る。磯山CP自身、長瀬がジャニーズ事務所を退所する前の最後の作品ということもあり、“こんなんで終わりかよ”と思わせられないと責任感を持ちつつ制作にあたったという本作。長瀬が寿一をどう体現するのか。放送を楽しみに待ちたい。(取材・文:嶋田真己)
 
 金曜ドラマ『俺の家の話』最終回は、TBS系にて3月26日22時放送(15分拡大)。

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