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町田啓太「田舎者だと思われたくなかった」 『青天を衝け』土方歳三役に感じるシンパシー

ドラマ

 ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系)の黒沢優一役などで俳優として目覚ましい活躍を続ける町田啓太。大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合/毎週日曜20時ほか)では、吉沢亮が演じる渋沢栄一の盟友・土方歳三役を演じる。大河ドラマには「強い思い入れがある」と語る町田に、演じる土方への思いや撮影現場でのエピソードを聞いた。

【写真】りりしすぎる! 土方歳三を演じる町田啓太

◆殺陣のシーンでは剣道の腕前も披露

 大河ドラマ第60作目となる本作は、ノーベル平和賞の候補に2度選ばれたことでも知られる「日本資本主義の父」渋沢栄一が、幕末から明治へと移行する時代に、挫折を繰り返しながらも未来を切り開いていく姿を描いた物語。

 町田にとって本作は2018年放送の『西郷どん』に続き、2度目の大河ドラマ出演となるが、「また挑戦させていただけることを光栄に思っています」と目を輝かせる。「もともと時代劇が好きで剣道を始めたということもあったので、今回、土方歳三役で参加させていただけると聞いた時から楽しみにしていました。もしかしたら殺陣もあるんじゃないかと心惹(ひ)かれて…」と大きな期待を持って撮影に臨んだ。実際に殺陣のシーンも撮影され、「吉沢くんと高良(健吾)さんが、僕が(殺陣を)やっているシーンを控室のモニターで見てくださっていたようで、すごく汗をかきました(笑)。良かったと言ってくださったので、それが救いでした」と笑う。

 町田が演じる土方歳三は、新選組の副長として、現在でも高い人気を誇る人物だ。演じるにあたって、改めて史実を調べたという町田は、「すごく自信のある人だと思います。新選組 “鬼の副長”と呼ばれているくらいの人物なので、狂気的な面も持っているのかなと思っていたのですが、調べれば調べるほど自分にも周りにも厳しい人物で、筋を通そうと行動していた人なんだと感じました。自分に自信を持って、筋を通すために進むというのは、本当に心が強くないとできないことだと思います」と評する。そして、「土方歳三さんは、どう生きるか、どう死ぬかに重きを置いた人物だと思いますので、僕自身、彼を演じることで自分はどうありたいかを問うようになりました」と真摯(しんし)に語った。

大河ドラマ『青天を衝け』第13回より(C)NHK
◆土方歳三に感じるシンパシーと相違点

 そんな土方歳三だが、町田いわく「史実にある土方歳三さんの人物像を大事にしながらも、渋沢栄一とどう絡んでいくのか」も見どころの一つ。

 「一見すると絡まなそうな二人が、どう絡んでいくのか、僕自身も楽しみにしています。土方が栄一に自分はどういう思いで武士になったのかを吐露するシーンがあるのですが、彼らと同じく僕も田舎出身なので、そのシーンでは特にシンパシーを感じました。僕は東京という日本で一番栄えている街に出てきた時に、田舎者だと思われたくなくて、服に気を使ったり、流行っているものを学んだりしたのですが、どこか土方にもそういうところがあったんじゃないかと思います。武家の出身ではない土方が武士になる上では、どこかで『武士とはこういうものだろう』と演じているところがあるのではないかと思うので、そういったところも意識して演じています」。

大河ドラマ『青天を衝け』第13回より(C)NHK
 一方で、「人に対して、こうしてほしいという無理強いは僕はできない」と土方との相違点も挙げ、「時代が違うので、(土方は)そうせざるを得なかったんだと思いますが、僕にはそんな決断はできません。小心者なんだなと思いました」と苦笑い。「もし、土方と同じ時代に生まれていたら、どんな生き方をするか?」という質問にも「彼のように命を張れたかと言われたら…今の僕には到底、想像もつかないです」と本音を漏らす。

 「何かあったらすぐに逃げていたかもしれないですし、彼のように勇ましく生きられたかは分かりません。ですが、家族を大事にしたり、人のために動くことができるのは素晴らしいことだと思いますし、時代をよくするために前向きに生きる人物になれたらいいなという願望はあります」。

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