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窪塚愛流、父・窪塚洋介から受けた大きな刺激 本格デビューに「応援も心配もされている」

ドラマ

◆俳優デビューに影響を与えた、父・窪塚洋介という存在

 今年に入り、芸能活動を本格スタートした窪塚だが、そもそものきっかけはやはり、父・洋介の存在が大きかった。「一番大きな影響というか刺激を与えてくれた人は僕の父です。子どもの頃にいろいろな舞台や撮影現場に連れていってもらい、小学校高学年くらいから、自分の中で少しずつ芸能活動をしたいなと思い始めました」。

 映画デビューは2018年公開の豊田利晃監督の映画『泣き虫しょったんの奇跡』だ。「5年生くらいのときに、父が豊田監督の『PLANETIST/プラネティスト』というドキュメンタリー映画に出演しまして。そのロケが行われていた小笠原諸島に旅行感覚で遊びに行った時に初めて監督にお会いしました。その時はお仕事の話は何もしなかったのですが、数年後、『泣き虫しょったん』のオーディションにお声がけいただきました」。

 注目作で俳優活動を開始した窪塚だが、その後、家族と話し合い、2年ほど学業専念の期間を送った。「高校は、サッカーや空手などのスポーツやいろいろなジャンルで活躍している人が周りに多い環境でした。そんな中で僕だけが唯一何もしないで、ただただ高校生活を送っている感じがして。友達と遊んだりして過ごすことは楽しかったのですが、クラスの友達が何かに一生懸命取り組んで成績を残している姿を見ると、うらやましいな、すごいなと思ったり…。負けているなという気持ちというか、何かをしたいという思いが重なってきて、それが積もりに積もった時に父に本格的に俳優活動を始めたいと相談しました」。

ドラマ『あのときキスしておけば』に出演する窪塚愛流 (C)テレビ朝日
 父・洋介からは反対はなかったという。「応援してくれています。今回『あのキス』に出演することも伝えました。『そうなんだ、がんばって。楽しんで』くらいしか具体的にはまだ言われていませんが、応援してくれていますし、心配されている感じもしています」。

 俳優活動と並行してモデル活動にも取り組む窪塚だが、今後はどのような活動を目標としているのだろう。「将来の夢はたくさんあります。僕が父にきっかけをもらったように、僕がいろいろな経験を積んでいく中で、どこかの誰かの笑顔や夢、希望になれたらなと思っています。力になれる人になりたいです」と力強く語る。

 「いろいろなことに挑戦させていただいているなかで、すべてのことが力になると思っていますし、だからこそ何も考えずに毎日を過ごすのではなく、なんでも自分の肥やしになると思うので、日々いろいろなことを考えて過ごすようにしています。さまざまなことが初めてで、全部が難しくて何も分からない状況ですが、自分がやれることがあれば、いただいている目の前にあるお仕事を全力で成し遂げていけたらなと思っています」。見た目はクールでイマドキな印象だが、胸に抱える思いや考えはとても真摯で熱い。窪塚愛流という役者の存在感が輝きを放つ未来を楽しみに待ちたい。(取材・文:編集部)

 金曜ナイトドラマ『あのときキスしておけば』は、テレビ朝日系にて毎週金曜23時15分放送。

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