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渡辺えり&キムラ緑子、仲良しコンビが語る“女の友情”と“有頂天だった自分”

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渡辺えり

キムラ緑子

渡辺えり&キムラ緑子が振り返る“有頂天”だったあの時


(左から)キムラ緑子、渡辺えり
――“有頂天シリーズ”は本作が第4弾となりますが、“有頂天”という言葉にはどんな思いや意味が込められているのでしょうか?

渡辺:このシリーズは「有頂天になっていこう」という思いが込められているのだと思いますが、“有頂天”という状態は、ある意味“気の狂った状態”ですよね?(笑) なので、私は狂ったような状態まで持っていくお芝居と捉えています。狂気的なほど突き抜けた芝居をするんだと私は思っていましたが、違うんでしょうか?

キムラ:それはそうだと思います(笑)。私はただ、そこまでは考えていなくて、「楽しそう」とか「ここに行けば楽しいことがあるんじゃないか」という響きを感じていました。

(左から)キムラ緑子、渡辺えり
――では、お二人は今までその“有頂天の状態”になった経験はありましたか?

キムラ:今、振り返ると30代、40代の時はなっていたのかなと思います。その時は分からなかったですが、調子に乗っていたなって(笑)。怖いものがなくて、自分は天才だと思っていましたから(笑)。役者は自分にすごい才能があると思わないとできない仕事だと思っていたので、私もそう思って調子に乗っていました。今思えば、恥ずかしいエピソードがいっぱいあります(笑)。

渡辺:私は、昔、ジュリー(沢田研二)とお芝居のことで打ち合わせをすることになった時に、本当に有頂天になってしまって自滅したということがありました(笑)。大ファンなんですよ。なので、仕事の打ち合わせをしなければならないのに、自分がいかにファンだったかということを3時間、本人にしゃべり続けて、打ち合わせは一つもしなかったんです(苦笑)。気が狂ったような状態になってしまって。終わってから、本当に反省しました。きっと、「この人はなんなんだろう」と思ったと思います。いまだに胃が痛くなる思い出の“有頂天”です。

キムラ:一緒に仕事をする人に「好き」って言っちゃダメなんですよ(笑)。ひた隠しにして近づいていかないと。ストレートに言い過ぎです、えりさんは(笑)。(キムラの夫であり、脚本家・演出家の)マキノノゾミも、(沢田の)ものすごいファンなんですよ。えりさんに負けないと思います。ですが、一緒に仕事をする時には一言もファンだと言わなかったそうです。一緒にカラオケに行った時に、(マキノが)ジュリーの曲ばかり歌うからバレてしまったらしいですが、それまではバレていなかった。言わないのが鉄則だと言っていました(笑)。

渡辺:マキノさんにも自業自得だと言われました(笑)。でも、(沢田とマキノは)ずっと仲良くしていられるんだから、マキノさんはずっと有頂天ですよね。

キムラ:そうね、ずっと有頂天なんだと思います(笑)。(取材・文:嶋田真己 写真:高野広美)

 《喜劇名作劇場》恋ぶみ屋一葉『有頂天作家』は東京・新橋演舞場にて2月1日~15日に上演。

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