機動警察パトレイバー2 the Movie
【解説/みどころ】
“現代の日本で戦争は起こりうるか”と問う奇才・押井守が、そのリアルなシュミレーションとして描いた、異色ロボット・アニメの劇場版第2作。時は2002年。謎の戦闘機による横浜ベイブリッジ撃破を発端に、日本は突如、未知の軍事的脅威に覆われる。ついに東京に、警察と自衛隊による厳戒体制が敷かれ、一方で警視庁特車二課隊長の後藤は、事件の首謀者で元陸上自衛隊員の柘植を探していた。しかし柘植らは、飛行船と戦闘ヘリを使っての首都征服に乗りだし、集められた元特車二課のメンバーは、一味との孤立無援の戦いを展開する。怪人物・荒川の声を竹中直人が演じるなどのキャスティングの妙や、CGも絡めての迫真の絵作りが見事で、季節が冬という設定もあってか、冷たい緊張感の漂う意欲作となった。ドラマというより、押井守の戦争論・都市論を見る思いがする。
- スタッフ
- 監督: 押井守
- 上映時間・制作年
- 114分/1993年
- 制作国
- 日本
- 配給
- バンダイビジュアル=東北新社=イング
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