さすらい〈1975年〉

【解説/みどころ】
ヴェンダース監督が28歳から30歳にかけて作った“ロード・ムービー3部作”の第3作で、前2作「都会のアリス」「まわり道」で試みられた技法や次第に輪郭をはっきりさせてきたそのテーマの集大成ともいえる作品。物語は映画館を巡回して映写機を修理してまわる主人公ブルーノと一人の男を中心に展開する。過去の愛をひきずるその男はブルーノの目の前でワーゲンをエルベ川に突入させた……。映画の主人公とともにスタッフが旅を重ねるなかでストーリーを組み立てていくという即興演出が、ミューラーの見事なカメラワークと一体となって素晴らしい息吹きを与えている。
- キャスト
- リュディガー・フォグラー/ ハンス・ツィッシュラー/
- スタッフ
- 監督: ヴィム・ヴェンダース 脚本: ヴィム・ヴェンダース
- 原題
- IM LAUF DER ZEIT
- 上映時間・制作年
- 176分/1975年
- 制作国
- 西独
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