マジック・ランタン・サイクル ケネス・アンガー作品集

【解説/みどころ】
「マジック・ランタン・サイクル(=幻燈機集成)」とは、“ハリウッドの堕天使”、“アンダーグラウンドの司祭”の異名をとるK・アンガーの自選作品集だ。タイトルのMagickはアンガーが私淑する黒魔術師アレイスター・クローリーの魔術を指す。異端思想の幻覚的儀式を思わせる映像美。水兵との同性愛をスキャンダラスに描く「花火」(1947・15分)、幻燈機と月に憧れるピエロの「ラビッツ・ムーン」(1950・8分)、チボリの噴水庭園を貴婦人が歩く「人造の水」(1953・13分)、幻覚の美酒に酔う儀式「快楽殿の創造」(1954・38分)、オートバイへのフェティッシュな欲望をポップに暴力的に描く代表作「スコーピオ・ライジング」(1963・29分)、改造カーを愛する男の「K.K.K.」(1965・3.5分)、ミック・ジャガーの曲でルシファーを呼ぶ「我が悪魔の兄弟の呪文」(1969・11分)、老女優の衣裳展「プース・モーメント」(1949・6.5分)、幻の神話的大作「ルシファー・ライジング」(1980・29分)の9作を収録。
- スタッフ
- 監督: ケネス・アンガー
- 上映時間・制作年
- 153分/1947年
- 制作国
- 1980・米
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