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乃木坂46・新内眞衣、“トークメイン”の笑いと涙のセレモニーで卒業「後悔は一つもない」

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「自分で人生を変えたいと思ってよかった」



 始終笑いに包まれた企画を終えて、再びパフォーマンスへ。VTR後の「ハルジオンが咲く頃」では、共にステージ上でセンターを務めた3期生で副キャプテンの梅澤美波が、新内の顔を見つめた瞬間に声を詰まらせた。

 続く曲「日常」では情熱的なパフォーマンスを繰り広げ、新内が初の選抜メンバー入りを果たした思い出の1曲「太陽ノック」では、ステージ背後のスクリーンに新内の歩みを振り返るVTRを投影。曲中では新内が「9年間、長いようで短かった。そんな気がします。『太陽ノック』で初めて選抜に入ったあの夏は一生忘れられないものになりました。本当に、本当に、みなさんありがとうございます!」と語り、本編を締めくくった。

 紫色のスポットライトが薄く光る場内には、アンコールを待つ観客たちの拍手が響き渡る。オルゴールの音色と共にステージ上のどん帳が上がると、真っ白なドレスを着た新内が登場。人生を振り返りながら、卒業への思いを伝えた。

 人生のターニングポイントがいくつかあり、初めは「中学3年生のとき。15歳でした」と語り始めた新内。「当時は人間関係に悩んで、私が周りに受け入れられなかったことをトラウマに思っていて。本当に毎日、暗くてつらい日々を送っていました」と日々を振り返りながら「1人で考えれば考えるほど、私には『やっぱり1人では生きていけない』という思いがあったので、受け入れられるように、私自身が変わろうと決意しました」と、大きな決断があったことを明かした。

 もう1つの節目は「大学3年生」のときで「たまたま見かけた乃木坂46のオーディションの募集要項を見て、なぜか分かりませんが応募しました」と話す新内は「そのとき人生が変わるなんて思ってなかったけど、心の中では人生を変えたかったんだなって思います」と吐露。「乃木坂46に入ってから、本当にたくさんの経験をさせていただきました。つらいこと、楽しいこと、悔しいこと、悲しいこと。本当にたくさんあったけど、今は全部、思い出です」と伝えた。

 さらに新内を変えたのは「オールナイトニッポン」のメインパーソナリティー抜てき。スピーチ中に目をうるませながら「ラジオのパーソナリティーは自分のことをお話しして、エンターテインメントを届けるお仕事です。学生時代に受け入れてもらえなかった自分の性格を、全国ネットにお届けするのが、最初はすごく怖くて。すごく不安でした」と就任当時を回想。やがて番組が人気を高めるにつれて「自分のことを自分自身が受け入れられるようになりました」と伝えた。

 人生の節目をたどり「中学生のとき、大学生のとき、自分で人生を変えたいと思ってよかったです」と語る新内は、感謝を伝えたファンに向けて「一歩踏み出す勇気さえあれば、10年後、20年後、笑っていられる自分がいると思ってます。なので、今日来ているみなさん、配信でご覧のみなさんも、この私の踏み出す勇気を受け取っていただいて、これからの人生に生かしていただけたらうれしいなって思います」とメッセージを届けた。

 思いを伝え切った新内は、卒業を記念した自身のソロ曲「あなたからの卒業」を披露。込み上げる気持ちを抑えきれず、曲中では涙を流し声を詰まらせる。歌い終えるとほかのメンバーが合流。卒業の節目を象徴する「サヨナラの意味」では、メンバーを背に笑顔を浮かべながらパフォーマンスを繰り広げた。

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「新内さんが泣いているときはいつも誰かのための涙だった」

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