『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』ドアン役に武内駿輔 “ザクの日”に設定画解禁
アニメ映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』より、映画のタイトルにもある「ククルス・ドアン」の声優と設定画が公開された。さらに、ザク(3.9)の日を記念し、メカ設定画も解禁された。
【写真】MS‐06Fドアン専用ザク&RX‐78‐02 ガンダム設定画
1979年に放送されたガンダムの原点『機動戦士ガンダム』の第15話「ククルス・ドアンの島」。ガンダムとアムロの物語が、劇場版3部作でも描かれることのなかった伝説のエピソードと共に『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙』の劇場公開からおよそ40年の時を経て映画化される。監督は、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を手掛けた安彦良和。壮大なスケールで、RX‐78‐02ガンダムとアムロの物語がよみがえる。
今回解禁されたのは、ククルス・ドアンの声優と設定画。ドアンは、孤島に多くの子供達と酪農用の畜産と暮らしている元ジオン公国軍の歴戦のMSパイロット。搭乗していたザクを持ち逃げして脱走兵となり、島に近づく地球連邦軍、ジオン公国軍を問わず、自身が補修・改修を繰り返しているザクで戦っては敵機を戦闘不能にしている。島の残敵掃討任務のため島を訪れたアムロの繰るガンダムと交戦の後、コックピットからアムロを降ろして救助。パイロットとしての腕は確かであり、アムロの乗るガンダムさえも圧倒するほどの実力を持つ。島のある秘密を隠しており、かつての部下であるサザンクロス隊に命を狙われている。
アムロと物語を展開していく重要キャラクターであるククルス・ドアンを演じるのは武内駿輔。声優界の先輩である古谷徹が演じる15歳のアムロを相手に、24歳という年齢からは想像し難い男気あふれる低音ボイスでドアン役を演じている。武内は「今回、40周年を越えた本タイミングでガンダムシリーズに関われる事、しかもそれが安彦さんが監督される“ファーストシリーズ”に参加出来た事、大変光栄に感じております」と喜びを語っている。
さらに、ドアンのキャラクター設定画も公開。ジオン公国軍のMSパイロット時代に鍛え上げられた体つきからは、幾千もの苦難を乗り越えてきた貫禄のある風格を感じる。また、強面な表情や、純粋無垢な笑顔など、キャラクターの個性が繊細に表現されており、安彦監督ならではの表情のバリエーションから、よりドアンの魅力が感じられる設定画となっている。
さらに、ザク(3.9)の日を記念してメカ2体の設定画も解禁。ドアンがジオン公国軍のサザンクロス隊を率いていた際に搭乗していた「MS‐06F ドアン専用ザク」。地球侵攻作戦中に脱走したため、倒した相手の機体から部品を回収し、ドアン自身でそれらを用い機体の補修・改修を行っている。そのため、一部装甲は剥がれたままになっており、左右非対称な部分も多い。島での生活を守るために普段は存在を隠しているが、外敵である地球連邦軍やジオン公国軍が来た際は迎撃して無力化するために運用されている。
そして、アムロ・レイが搭乗する地球連邦軍の白兵戦用試作モビルスーツ「RX‐78‐02 ガンダム」。ホワイトベースが地球連邦軍総司令部ジャブローへ到着した際に改修され、中期型となった。主な変更点としてボディユニットへコア・ポッドが組み込まれ、左肩のショルダー・マグナムが右肩同様にバルカン砲に換装されている。無人島で地球連邦軍のMS隊が壊滅したことから、島の残敵掃討任務で運用されるがドアンのザクと交戦後機体は行方不明となる。
アニメ映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』は、6月3日より全国公開。
武内駿輔のコメント全文は以下の通り。