King & Prince・高橋海人、池井戸潤作品に初挑戦 『アキラとあきら』で苦悩と重圧を抱えた若き社長に
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池井戸潤の同名タイトル小説を、俳優の竹内涼真と横浜流星をダブル主演に迎えて映画化した『アキラとあきら』に、King & Princeの高橋海人が大企業の社長役で出演することが発表された。高橋にとって本作が、池井戸作品初参加となる。
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本作は、対照的な宿命を背負った二人の若者が、情熱と信念を武器に社会に立ち向かう姿を描く感動巨編を映画化。監督は、『ソラニン』(2010)や『僕等がいた』(2012)の三木孝浩が務める。
父親の経営する町工場が倒産し、幼くして過酷な運命に翻弄されてきた山崎瑛(竹内)。老舗海運会社の御曹司ながら親戚との軋轢や足の引っ張り合いに嫌気がさし、次期社長の椅子を拒絶した階堂彬(横浜)。偶然同じ「あきら」という名前を持った二人は、日本を代表するメガバンク<産業中央銀行>に同期入社する。
だが、人を救うバンカーになりたいという熱き理想を持つ山崎と、情を排除して冷静沈着に仕事をこなす階堂は、銀行員としての信念が異なり真っ向から対立する。ライバルとしてしのぎを削る二人だったが、山崎は立ちはだかる<現実>という壁を前に、自らの信念を押し通した結果、左遷される。
一方、順調に出世していた階堂の前にも、親族同士の骨肉の争いという試練が再び立ちはだかる。階堂は<現実>から眼を背け続け、ついに階堂家のグループは倒産危機に陥る。グループの全社員とその家族4800人の人生が掛かった危機的状況の中、山崎と階堂の人生が再び交差するー。
今回、King & Princeのメンバーとして活躍する高橋海人が、本作で社長役に初挑戦することが決定。高橋が演じるのは、階堂彬(横浜)の弟・龍馬役。優秀な兄に対し、何をやってもかなわないとコンプレックスを抱いているため、いつしか犬猿の仲に。兄が跡継ぎの座を下りたことから若くして社長となり会社の舵を切るが、親戚同士の企みに巻き込まれ苦悩していく…という役どころだ。
アイドル活動のほか、ジャニーズ初の少女マンガ家としてデビューを果たすなど多彩な才能を発揮している高橋。俳優としてはドラマ『姉ちゃんの恋人』(2020)で姉思いな弟を、『ドラゴン桜(第2シーズン)』(2021)では学年最下位だが東大を目指す専科の生徒を演じ、高い評価を受けた。そんな高橋が本作で、兄との関係、社長の重圧、親戚同士の軋轢の中でもがき、苦しみながらも成長していく姿を熱演する。
高橋は、撮影を振り返り「撮影はあっという間だったので寂しかったのですが、本当に楽しかったです!僕が演じさせて頂いた龍馬は、劣等感を感じている人物で、僕自身も自分に自信がなく、共感できる部分があったので、その気持ちを大切にしながら演じさせて頂きました」とコメント。
主演の2人については「流星くんと一緒に撮影することが多くて、不安そうにしているといつも声をかけてくれて嬉しかったです。こんなお兄ちゃんが欲しかったな、と思いました!涼真くんとは現場でほとんどご一緒できなくて寂しかったです。涼真くんがアキラをどのように演じているのか、僕も完成が楽しみです」と語り、「お仕事や何かを頑張ることに対してネガティブに捉えている人たちも、明日からまた頑張るぞ!という熱くて勇気の出る作品になっていると思います。是非劇場でご覧ください!」とメッセージを寄せている。
映画『アキラとあきら』は8月26日より全国公開。