<アカデミー賞>『タミー・フェイの瞳』ジェシカ・チャステインが主演女優賞初受賞
日本時間28日、第94回アカデミー賞授賞式が米ロサンゼルスのドルビーシアターで開催され、『タミー・フェイの瞳』のジェシカ・チャステインが主演女優賞に輝いた。
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ジェシカはアメリカ・カリフォルニア州サクラメント出身。ジュリアード音楽院を卒業後、2008年に『Jolene(原題)』で映画デビュー。2011年公開のテレンス・マリック監督作『ツリー・オブ・ライフ』では主要キャストに抜擢された。近年の出演作は、『インターステラー』(2014)、『女神の見えざる手』(2016)、『モリーズ・ゲーム』(2017)、『IT/イットTHE END “それ”が見えたら、終わり。』(2019)など。女優として高い評価を得る一方、2016年には、ニューヨークを拠点としたプロダクション会社フレクル・フィルムズを設立した。
アカデミー賞は、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』(2011)で助演女優賞、『ゼロ・ダーク・サーティ』(2012)で主演女優賞にノミネート。今回3度目のノミネートで初受賞となった。
サーチライト・ピクチャーズ製作の『タミー・フェイの瞳』は、1970年代から80年代にかけ、全米で最も影響力を誇ったテレビ伝道師、タミー・フェイとジム・ベイカー夫妻の栄光と失墜、そして贖罪の物語。貧しい生活から一転、華やかな生活に変わり、泣いても消えないまつげ、独特の歌い方、そしてあらゆる人々を受け入れる寛大さで伝説的な存在となったタミーをジェシカが熱演。製作も務めた。
本年度アカデミー賞ではメイクアップ&ヘアスタイリング賞も受賞している。
<第94回アカデミー賞主演女優賞:候補一覧(★が受賞者)>
★ジェシカ・チャステイン 『タミー・フェイの瞳』
オリヴィア・コールマン 『ロスト・ドーター』
ペネロペ・クルス 『Madres paralelas(原題)』
ニコール・キッドマン 『愛すべき夫妻の秘密』
クリステン・スチュワート 『スペンサー ダイアナの決意』