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日向坂46、念願の東京ドーム公演を完走 キャプテン・佐々木久美「今日ここが新たな出発の場所」<3回目のひな誕祭>

エンタメ

日向坂46「3周年記念MEMORIAL LIVE~3回目のひな誕祭~」
日向坂46「3周年記念MEMORIAL LIVE~3回目のひな誕祭~」 撮影:上山陽介

 日向坂46が30、31日に、デビュー3周年記念の東京ドーム公演「3周年記念MEMORIAL LIVE~3回目のひな誕祭~」を開催した。グループ改名前のけやき坂46時代からの念願であり、2度の延期を経て、約2年3ヵ月越しで達成した公演では両日合わせて約10万人を動員。本稿では、新曲「僕なんか」をサプライズで初披露した最終日の模様をレポートする。

【写真】ステージ復帰した小坂菜緒がセンター サプライズ初披露した新曲「僕なんか」

小坂菜緒がステージ復帰「またここに戻ってこられてすごくうれしい」



 公演間近に新型コロナウイルス感染を発表し、やむなく欠席となった濱岸ひよりの思いも背負った21人のメンバー。2日間にわたる公演では、2021年6月の活動休止発表以来、約9ヵ月ぶりに復帰した小坂菜緒もステージに立った。

 グループの軌跡をたどるVTRが明けると、メインステージの中央には東京ドームの屋根のような真っ白い“卵状”のセットが置かれていた。開演を告げる「OVERTURE」が流れ終わるとともに、割れたセットの中からメンバーが登場。加藤史帆の「行くぞ!」の第一声からスタートしたデビューシングル表題曲「キュン」では小坂がセンターを務め、2ndシングル表題曲の「ドレミソラシド」を続けて披露した。

 MCでは、あいさつを済ませたキャプテンの佐々木久美が「このライブからね、こさかな(小坂の愛称)が帰って来てくれました!」と元気よく報告。小坂が「皆さん、お久しぶりです」とつぶやくと観客は盛大な拍手を送り、「またここに戻ってこられてすごくうれしいなと思うんですけど、まだまだ体調の方が万全の状態とはあまり言い切れなくて。少しずつのスタートにはなるんですけど、これからも頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」と今後の活動に懸ける思いを語った。

 ほかのメンバーによる軽快な掛け合いも見せ、次のブロックからは改名前のけやき坂46時代の作品も織り交ぜた新旧の楽曲で鮮やかなパフォーマンスへ。一期生9人で披露した「おいで夏の境界線」では、客席一面がかつてのグループカラーであった緑に。ライブの定番曲「キツネ」に続く「ハッピーオーラ」では、気球やゴンドラに乗ったメンバーが客席へと近づき、「窓を開けなくても」「こんなに好きになっちゃっていいの?」「抱きしめてやる」まで、ノンストップのパフォーマンスを展開した。

 MC明け、けやき坂46時代の青い制服を着た一期生が「こんな整列を誰がさせるのか?」「My god」を披露。続く二期生と三期生の上村ひなのが「Dash&Rush」で会場内を縦横無尽に駆け抜け、「未熟な怒り」では二期生がしっとりと見せた。そしてカラフルな衣装に身を包んだ上村と高橋未来虹(高は正式には「はしごだか」)、森本茉莉、山口陽世の三期生4人は、「この夏をジャムにしよう」「Right?」でフレッシュなパフォーマンスを繰り広げた。

 間髪入れずに披露した一期生によるバラード「それでも歩いてる」で会場の空気はしっとりと変わり、再びグループとしてのパフォーマンスへ。「アザトカワイイ」「ソンナコトナイヨ」に続く「君しか勝たん」の間奏では、メンバーが大掛かりなセットを駆使するイリュージョンを繰り広げた。

 その後も、一期生による「永遠の白線」や、けやき坂46時代の制服を着た二期生による「半分の記憶」、全体での「ってか」とパフォーマンスは続き「NO WAR in the future 2020」「誰よりも高く跳べ!2020」を熱唱。

 「JOYFUL LOVE」では、ピンク、赤、オレンジ、イエロー、緑、空色、バイオレットと客席が色鮮やかなサイリウムの光で照らされ、曲中では、会場後方のサブステージ上で佐々木久美が「おひさま(日向坂46ファンの愛称)の皆さんと、この約束の地で会えたこと。何よりも、皆さんと出会えたことが、私たちの人生にとって本当に宝物です。これからも、皆さんが作ってくださる虹のそばに歩いていきたいです」と吐露。

 拍手を受けながらメインステージへ戻ったあと、曲のアウトロに合わせて「(けやき坂46の結成から)3年目にデビューして、デビューしてから3年経って。本当に、すてきな景色を見られるとは思っていませんでした」と改めてつぶやいた佐々木久美。「皆さんがいなくてはここまで来られなかったと思います。これから先も、日向坂46は皆さんの虹とともに歩んでいきたいと思います。これからもずっと、おひさまでいてください」と観客に伝え、本編を締めくくった。

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「ここからまた新しい場所を目指して」

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