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サム・ライミ「ワクワクするチャレンジ」 こだわり抜いた『ドクター・ストレンジMoM』“マルチバースの世界”

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映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』メイン写真
映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』メイン写真(C)Marvel Studios 2022

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ベネディクト・カンバーバッチ

サム・ライミ

 マーベル・スタジオの劇場版最新作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』より、主演のベネディクト・カンバーバッチやサム・ライミ監督が劇中で描かれる“マルチバースの世界”について語るコメントが到着した。

【動画】『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』“マルチバース”の世界観を堪能できる新映像

 本作は、元天才外科医にしてアベンジャーズ最強の魔術師ドクター・ストレンジが、多くの謎に包まれた“マルチバース”を舞台に新たな脅威へと立ち向かう、マーベル・スタジオ映画史上最も予測不能な物語。監督は、トビー・マグワイア主演の『スパイダーマン』(2002、04、07年)シリーズを手掛けたハリウッドの奇才サム・ライミが担う。

 今回到着したのは、主演のカンバーバッチやライミ監督が、劇中で描かれる“マルチバースの世界”について語るコメント。“マルチバース”とは、同じ人物であったとしても、異なる容姿、性格のもう一人の自分が存在する可能性のある無数のパラレルワールド。

 そんな謎に満ちた世界を、本作で見事に作り上げたライミ監督は「映画監督として、“マルチバース”の世界を手がけられるのはとてもワクワクするチャレンジだったよ。それはある特定の世界を作るということではなくて、様々な現実を作っていくことだからね。僕ら制作陣にとって、これ以上のものはないよね」とクリエイターとしての手応えをにじませる。“それぞれ異なる世界をひとつひとつ創造し、それを1本の映画の中で同居させる”ことは、これまでさまざまなジャンルの作品を作りあげてきたライミ監督でさえも経験したことのないチャレンジだったようだ。

 ライミ監督は“マルチバース”の世界を作る際、映像の隅々にまで細かな配慮を施したそうで「それぞれの世界に独自のサウンド、独自のルック、独自の触感、独自の感情があるんだ。映像作りの全てのスキルと要素が要求された。それは、照明、美術、装飾といった細かいところも含めてね。別の世界では、風の音さえも違うものにしないといけなかった。それらを表現するうえで、観る人が、共感し興奮する映像を作ることは僕にとって最大のチャレンジだったよ」と振り返る。

 主演のカンバーバッチは、本作の“マルチバース”の世界について「ストレンジ達が多くの異なる世界(マルチバース)を旅しているけど、それらは本当にぶっ飛ぶほど素晴らしいものになるよ」と自信をのぞかせている。

 すでに公開された予告編では、“禁断の魔術”によって開いてしまった“マルチバース”の扉の先で、邪悪な雰囲気をまとう“もう一人のストレンジ”の姿や、ストレンジ達が全身ブロック状に崩れながら別の世界に飛ばされている姿などが映し出されていた本作。ライミ監督が贈る、“マルチバース”ならではの“未知なる映像体験”に期待したい。

 映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は、5月4日より公開。

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